保健福祉学部現代福祉学科Department of
Contemporary
Welfare Science

現代福祉学科 研究紹介

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樂木 章子(らくぎ あきこ)

 

【こんな研究をしています】

いろいろな研究に手を出していますが、今、一番力を入れている研究テーマは、中山間過疎地域活性化に関するアクション?リサーチです。アクション?リサーチというのは、「研究者がさまざまな現場に飛び込み、現場の当事者とともに、現場のベターメント(改善?改革)に向けた協同的実践」のことです。2040年には896の市区町村が消滅する可能性があると言われています。人口減少社会の「最先端」をいく過疎地を、全国に先駆けて元気にしていくことは、とても大切なことなのです。
私は鳥取県智頭町というところに30年ほど通っています。智頭町は、岡山県と鳥取県の県境にある中山間地域です。智頭町は総面積の93%が山林で、高齢化率も高く、人口減少の深刻な問題を抱えています。
私が智頭町をフィールド研究の場に選んだ理由は、智頭町の活性化運動が、行政主導(トップダウン)ではなく、住民の草の根運動(ボトムアップ)から始まっているという特徴があるからです。

地図

今、町が抱えている問題は何だろうか?どうしたらもっと住みやすい町になるだろうか?どうしたら町がもっと元気になれるだろうか?どうしたら智頭町の魅力を全国に発信できるだろうか?どうしたら子育て世帯の若い移住者が増えるだろうか?そのために、今なにができるのか?こういったことを智頭町の住民リーダー、一般住民、行政、その他さまざまな立場の人々と考え、試行錯誤しています。

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【キーワード】

中山間過疎地域、アクション?リサーチ、鳥取県智頭町