シラバス参照 |
科目名/Course: 宗教学/Religion | |
科目一覧へ戻る | 2024/09/10 現在 |
科目名(和文) /Course |
宗教学 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Religion |
時間割コード /Registration Code |
00A38802 |
学部(研究科) /Faculty |
共通 |
学科(専攻) /Department |
|
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○樋笠 勝士 , 林 玉美 |
オフィスアワー /Office Hour |
|
開講年度 /Year of the Course |
2024年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
2年,3年,4年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2024/03/07 |
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使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
共通カテゴリ /Category |
人文?社会科学 |
オムニバス /Omnibus |
複数教員担当 |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
「宗教 religion」とは何か、人間の本質を構成するものとして宗教はどのような意味や価値があるのか、信仰や神といった概念はどのようなものであるのか、こういった宗教の本質を学び、それを反省することによって、自らの生活を相対化する。 到達目標 1 自分が所属している文化(多くは日本文化)を相対化して見ることができる(A)。 2 宗教が人間にとって本質的な文化であることを説明できる(A)。 3 宗教と宗教学との違いを説明できる(A) |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
履修に必要な能力はとくにありません。しかし前もって考えてほしいことはあります。それは、自己を無宗教と考える者とはどのような者なのか?、それは可能だろうか?という問いです。言い換えれば、人は「信じる」という行為無しに生きていけるのでしょうか?このような問いに正目から向かい合ってほしいです。 |
履修上の注意 /Notes |
対面授業となります(一部オンライン授業の可能性もあります。これについては開講時に日程を案内します)。 授業にて資料を配付するので留意してください。また毎回リアクションペーパーを配布し、授業に対する意見、質問、感想を書いてもらうので注意して下さい。 またこの授業は樋笠が12回分(1回目?10回目、14回目?15回目)、林先生が3回分(11回目?13回目)担当します。課題もレポートも、その内容もその締め切り日も、教員によって異なりますので、教員からの情報を必ず確認して下さい。 |
教科書 /Textbook(s) |
なし。 |
参考文献等 /References |
授業中に紹介します。 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
毎回の授業の要点をを必ず確認してください。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
なし。 |
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
対面授業では、毎回リアクションペーパーの提出(振り返り)を求めます。 また質疑応答は適宜採り入れます。授業中には理解の確認のための挙手(クリッカー)を求めます。 オンラインリアルタイム授業の場合、以下のアクティブラーニングも取り入れます。 *提出物やチャット送信でのコメント提出(「振り返り」) *レクチャー時の、Zoomの「反応」を利用した理解度確認(「振り返り」) *ディスカッションや発問 |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
なし |
備考 /Notes |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | イントロダクショ | [授業の概要説明] 宗教学という学問の内容と目的についての概要 |
各自、自らの宗教経験をまとめておく。 | 資料配布あり |
2 | 宗教とは何か① | [宗教religionの定義] 宗教と宗教学との違い |
各自、現実の宗教について調べておく。 | 資料配布あり |
3 | 宗教とは何か② | [宗教religionの本質] 宗教学の学的意義 |
現実の諸宗教をまとめてみる。 | 資料配布あり |
4 | 宗教とは何か③ | [「信仰」とは何か] 「信じる」という行為の意義 |
身近な経験として「信じる」を反省する。 | 資料配布あり |
5 | 宗教とは何か④ | [「神」について①] 「神」という言葉の意味 |
身近な経験として「神」を反省する。 | 資料配布あり |
6 | 宗教とは何か⑤ | [「神」について②] 「神」の様々な様態 |
諸宗教の「神」を調べる。 | 資料配布あり |
7 | 宗教とは何か⑥ | [宗教的人間について] 「人間とは宗教的な人間である」について |
人間の本質を、宗教において考えてみる。 | 資料配布あり |
8 | 宗教とは何か⑦ | [「救済」について] 宗教の目的が「救済」であるならば、それはどのようなことであるのか。 |
「救済」の意味について、生活の中での意義について考えておく。 | 資料配布あり |
9 | 宗教とは何か⑧ | [「愛」について] 宗教の実践が「愛」であるならば、それはどのようなことであるのか。 |
「愛」の意味について、生活の中での意義について考えておく。 | 資料配布あり |
10 | 宗教と文化 | [「文化」について] 宗教は、学問や芸術や生活や言語と並んで文化の一形態である。「文化」として宗教を考える。 |
「文化」として根付いた宗教を考えてみる。 | 資料配布あり |
11 | 宗教現象と文化① | [日本人の宗教意識] 明確な宗教意識を持たないが、自然現象からロボットやAIなどの最新の科学技術まで、あらゆるものにアミニズム的親和感を持つ傾向のある日本人の特性を考察する。(林玉美担当) |
日本人は宗教的か?を問う。 | 資料を配付 |
12 | 宗教現象と文化② | [一神教と多神教の相違] 一神教と多神教の特徴を民族文化として捉え、その社会形成との関係を考察する。(林玉美担当) |
宗教心と死生観を考える。 | 資料を配付 |
13 | 宗教現象と文化③ | [テクノロジーと宗教] 宇宙開発を含め、最先端の科学技術は、人々の生活を豊かにし、考え方を変えているが、その根底には「人間とは何か」という問いがあり、宗教と無関係ではない。「人が生きる」という視点から科学技術の開発について考察する。 (林玉美担当) |
科学の発展と人の生き方との関わりを考える。 | 資料を配付 |
14 | 宗教学とは何か | [「学」の意味について] 宗教文化のうちに生きることと、それを相対化して宗教を反省することとの決定的な生の違いについて考える。 |
「学問」という態度の意味を考える。 | 資料配布あり |
15 | 宗教学とは何か | [まとめ] まとめ |
まとめ | 資料配布あり |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 自分が所属している文化(多くは日本文化)を相対化して見ることができる(A)。 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
2 | 宗教が人間にとって本質的な文化であることを説明できる(A)。 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 宗教と宗教学との違いを説明できる(A)。 | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
リアクションペー | レポート | |||
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1 | 自分が所属している文化(多くは日本文化)を相対化して見ることができる(A)。 | ○ | ○ | ||||
2 | 宗教が人間にとって本質的な文化であることを説明できる(A)。 | ○ | ○ | ||||
3 | 宗教と宗教学との違いを説明できる(A)。 | ○ | ○ | ||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
20 | 80 |