![]() ![]() |
科目名/Course: 歴史学/History | |
科目一覧へ戻る | 2024/09/10 現在 |
科目名(和文) /Course |
歴史学 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
History |
時間割コード /Registration Code |
00A34501 |
学部(研究科) /Faculty |
共通 |
学科(専攻) /Department |
|
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○岡北 一孝 |
オフィスアワー /Office Hour |
岡北 一孝(前期:水曜日5限、後期:金曜日4限(下記カレンダーよりご予約くださいhttps://calendar.app.google/XFacCL3fTGzmt2t9A)) |
開講年度 /Year of the Course |
2024年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年,3年,4年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2024/02/26 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
共通カテゴリ /Category |
人文?社会科学 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
【概要】 「ヒトラー(ナチス)はいいこともした」に代表されるように、歴史修正主義というべき史実や事実にもとづかない歴史認識が社会問題となっています。このように明らかな誤りといえる解釈はあるものの、教科書に書かれている歴史が唯一の事実で真実であるというわけでもありません。 この講義では、歴史学とは何か、そして歴史学の方法を概説したのちに、実際に史料を読み解いていくことで、解釈の多様性と、根本的に間違っている解釈との違いを明らかにします。「時代の目撃者」とも呼ばれる芸術作品や、建築も歴史を示す史料として紹介、解釈し、人文的素養の核ともいえる歴史学の授業を展開します。 本講義の目的は以下の三つの問いを考えることによって、これからの社会を生きる上で必要な歴史の素養を身につけます。 1, 史料とは何か? 2, 歴史学は歴史上の事実(史実)にアクセスできるのか? 3, 歴史を知ることは役に立つのか? |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
西洋を中心とする世界の歴史に大きな関心を持っていること。 西洋を中心とする世界の社会、文化、芸術、文学などに関心を持っていること。 |
履修上の注意 /Notes |
第1回目の講義の際に受講上の注意や評価方法について説明するので、必ず出席すること。 |
教科書 /Textbook(s) |
用いない。適宜資料を配布します。 |
参考文献等 /References |
池上俊一『歴史学の作法』 大戸千之『歴史と事実』 E. H. カー『歴史とは何か』 前川一郎『歴史学入門』 イヴァン?ジャブロンカ『歴史は現代文学である』 遅塚忠躬『史学概論』 P. K. クロスリー『グローバル?ヒストリーとは何か』 ゼバスティアン?コンラート『グローバル?ヒストリー』 リン?ハント『なぜ歴史を学ぶのか』 リン?ハント『グローバル時代の歴史学』 武井彩佳『歴史修正主義』 『論点?西洋史学』 『歴史的に考えるとはどういうことか』 『歴史はなぜ必要なのか 「脱歴史時代」へのメッセージ』 『歴史を書くとはどういうことか』 『歴史総合を学ぶ① 世界史の考え方』 『歴史総合を学ぶ② 歴史像を伝える』 『歴史総合を学ぶ③ 世界史とは何か』 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
配布した資料、授業ノート、参考文献を中心に予習、復習をしてください。 また映画や小説なども積極的に読み、ニュースや新聞記事を通じて現代社会での出来事が歴史的な事象とどのような関係にあるのかを考察してください。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
なし。 |
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
本授業では以下のアクティブ?ラーニングを採用している。 ?振り返り(ミニッツペーパー)。 |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
該当しない。 |
備考 /Notes |
原則として対面授業でおこないます。さまざまな事情(コロナ急拡大や天候不順etc.)により急遽オンラインでおこなう場合がありますが、その際には「CMD体育_cmd体育平台@」でお知らせします。授業前には毎回「CMD体育_cmd体育平台@」を確認してください。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | [歴史学とは何か] 講義の目的とその射程 |
||
2 | 2 | [歴史学の広がり] 芸術、建築、都市の歴史 |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
3 | 3 | [史料とは何か?] 史料の定義とその多様性 |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
4 | 4 | [歴史とフィクションの間] 歴史学と歴史小説の違い |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
5 | 5 | [歴史学の方法①] アナール学派 |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
6 | 6 | [歴史学の方法②] ミクロストーリア |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
7 | 7 | [歴史学の方法③] メタ?ヒストリー |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
8 | 8 | [史料を読む①感染症の恐怖] イタリアの黒死病に関する記録 |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
9 | 9 | [史料を読む②西洋中世の事実とフィクション] 中世は暗黒時代だったのか? |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
10 | 10 | [史料を読む③偽史と偽書] コンスタンティヌスの寄進状とその論駁 |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
11 | 11 | [歴史の中の建築] 信仰を伝える史料としてのノートル=ダム大聖堂 |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
12 | 12 | [歴史の中の芸術] フランス革命の記憶と芸術 |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
13 | 13 | [歴史の中の都市] ファシズムの演出と都市ローマ |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
14 | 14 | [歴史修正主義の勃興とその問題点] それは歴史学ではない |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 | |
15 | 15 | [歴史の効用] 未来に向けて |
授業のスライド資料や配布資料を活用し、参考文献も頼りにしながら予習、復習すること。 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 歴史学の性質とその方法を理解できる(A)。 | ○ | ○ | ○ | ||||
2 | 史料とは何か、また史料から読み取れることと読み取れないことを理解できる(A)。 | ○ | ○ | ○ | ||||
3 | 歴史の知識をもとに, 現代を相対化する目を養う(A)。 | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
ミニッツペーパー | レポート | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 歴史学の性質とその方法を理解できる(A)。 | ○ | ○ | ||||
2 | 史料とは何か、また史料から読み取れることと読み取れないことを理解できる(A)。 | ○ | ○ | ||||
3 | 歴史の知識をもとに, 現代を相対化する目を養う(A)。 | ○ | ○ | ||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
20 | 80 |