シラバス参照 |
科目名/Course: アカデミックライティング/Academic Writing | |
科目一覧へ戻る | 2024/09/10 現在 |
科目名(和文) /Course |
アカデミックライティング |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Academic Writing |
時間割コード /Registration Code |
35001401 |
学部(研究科) /Faculty |
デザイン学部 |
学科(専攻) /Department |
ビジュアルデザイン学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○風早 由佳 |
オフィスアワー /Office Hour |
風早 由佳(水曜日2限 3408) |
開講年度 /Year of the Course |
2024年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
2年,3年,4年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2024/02/29 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
[概略] 論文執筆の基本的ルール?文章構成?表現?語彙などを学ぶ。また、課題や問題点を発見し、それをデータ等を引用しながら分析、考察し、結論へと導く論理的思考力を鍛えることをねらいとし、授業内でテーマに沿った論文を作成する。受講生間でのピアレビューや教員からのフィードバックを元に複数回推敲を重ねることで、文章構成、表現力を伸ばす。 [目的] 1. 課題に対する調査を行い、データを分析し、結果を文章にまとめることができるようになる。 2. 論文執筆に必要な基本事項を理解した上で、まとまった分量の文章を書くことができるようになる。 3. 論文にふさわしい文章表現を学び、実際に使用して論文を作成することができるようになる。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
日本語?英語語彙?表現力、論理的思考、データ分析力 |
履修上の注意 /Notes |
PCを持参できることが望ましい。(難しい場合は授業担当者に相談すること) |
教科書 /Textbook(s) |
適宜資料を配布する。 |
参考文献等 /References |
『思考を鍛えるレポート?論文作成法』(第2版)/ 井下千以子著 / 慶應義塾大学出版会 / ISBN978-4-7664-2107-1 https://opac.lib.oka-pu.ac.jp/opac/search?isbn=9784766494723 戸田山 和久『新版 論文の教室 レポートから卒論まで 』NHKブックス, 2012年。 https://opac.lib.oka-pu.ac.jp/opac/search?isbn=9784140912720 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
論文執筆に直接関係する書籍だけでなく、専門、専門外問わず、幅広い分野について読書を日常的に行うこと。また、専門分野の論文を数多く読むことで、論の展開方法、 文章表現?語彙力が次第に身につけられる。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
|
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
ディスカッション、ミニッツペーパー |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
該当なし |
備考 /Notes |
?本科目は、状況に応じて授業の一部をオンラインで実施する可能性がある ?本授業では次のアクティブ?ラーニングを採用している:グループ?ワーク、ディスカッション、振り返り、挙手、課題(授業形態によって若干の変更の可能性がある) ?日頃から、文章を書く練習を繰り返し、さまざまな文献にふれるよう心掛けてほしい。 ?曖昧な文章(日本語)は知識の曖昧さであることを自覚し、正確な日本語文章力を磨きながら、専門知識を深めるよう努力してほしい。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [Introduction: 研究発表課題の決定] 論文を書くために必要なポイントを説明する。受講者の専攻、研究分野を考慮し、最終課題として完成させる論文のテーマを決定する。 |
最終課題のテーマに関連する先行研究を検索し、読んでおく。 | 必要に応じて、適宜プリント配布(書式について) |
2 | 2 | [論文を書くためのルール: 書式] 論文を書くために必要な書式のルールを学ぶ。タイトル、章、行間等の設定、及び 文体の基礎知識について、先行研究等を参考に学び、また実際に書く練習をする。 |
配布資料を読む。 先行研究を検索し、複数件読み、その書式の特徴を確認する。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(引用について) |
3 | 3 | [論文を書くためのルール: 引用] 論文を書くために必要な引用のルールを学ぶ。正しい引用の仕方、誤った引用の仕方、剽窃、盗用について正しく理解する。また、書誌情報の書き方、文中引用、独立引用の方法について学び、実際に引用を取り入れた短い文章を書く練習をする。 |
配布資料を読む。 授業内で解説する書誌情報の正しい記載の仕方をもとに、最終課題に向けた参考文献リストを作る。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(文章構成について) |
4 | 4 | [先行研究に関する論文に学ぶ: 文章構成] 説得力のある文章、論理的な文章はどのようなパターンで書かれているのか分析し、その特徴を理解する。また、論理的でない文章を提示し、どのような情報を追加、削除し、どのような表現をすれば論理的な文章に変えることができるのか考える。 |
配布資料を読む。 文章構成の注意点に気を付けながら、最終課題に向け、自分の調査する内容について、大まかな内容をまとめる。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(語彙?表現について) |
5 | 5 | [先行研究に関する論文に学ぶ: 語彙、表現] 先行研究に関する論文をもとに、それぞれの専門領域の論文で使われている語彙?表現を抽出し、その特徴を理解する。また、それらの語彙?表現を使って実際に文を構成する練習をする。 |
配布資料を読む。 最終課題に必要な先行研究を探し、そこに使われている語彙?表現を確認し、中間発表に向けて |
中間発表チェックシート、ディスカッションシート |
6 | 6 | [ディスカッション: それぞれの課題に対する中間発表] 授業で扱った書式、引用、文章構成、語彙?表現に注意しながら書き進めている最終課題の中間発表を行う。履修者が互いに書式や引用等を確認し合い、それぞれの論文の展開方法の妥当性についても話し合う。 |
配布資料を読む。 履修者、教員からの指摘やコメントを参考に、論文を再考、修正する。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(章構成について) |
7 | 7 | [論文執筆①: 章構成を考える] 既に学んだ文章構成の知識をもとに、さらに大きな単位の章構成を考える。論理的で明快な論文構成を支える章構成に必要な、文章の配置と書こうとする論文(ストーリー)の展開方法について学ぶ。 |
配布資料を読む。 執筆中の最終課題の論文の章構成を見直す。 参考文献リストに加筆?修正を加え、更新しておく。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(序論について) |
8 | 8 | [論文執筆②: 序論を書くために] 序論において、論文の主旨をどのように説明し、データ等をどこまで示すのか、また、結論と結びつく序論の書き方について学ぶ。 序論の構成の仕方を把握し、基本的なパターンを押さえた文章を書けるように練習する。 |
配布資料を読む。 既に書き進めている序論について見直す。結論と合致しない序論は再検討する。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(データと論旨の整合性について) |
9 | 9 | [論文執筆③: データをまとめる] 各章で提示するデータが論旨と合致するものであることを確認し、それぞれのデータが文中、章内、論文内で機能するよう適切にまとめる方法を学ぶ。 |
配布資料を読む。最終課題の論旨を支えるために必要なデータを確認する。データに関する引用情報等を論文に正確に記載する。 | 必要に応じて、適宜プリント配布(データのまとめ方について) |
10 | 10 | [論文執筆④:データと論旨の整合性] 論文を展開する際の、問題提起、根拠?データの提示、分析、まとめの順序を確認しながら、論旨を支えるデータとしてどのようなものが必要であるか考える。また、論の展開に本当に必要なデータか、そうでないデータかを見分ける力、数値等を正確に読み取り文章化する力を養う。 |
配布資料を読む。 最終課題の論文の章構成、データの妥当性を検討し、データの不足、論展開の不明瞭な部分は修正する。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(データのまとめ方について) |
11 | 11 | [ディスカッション: 構成を修正する] 序論と結論が合致していること、各章で扱うデータが意義あるものであること等を確認しながら、章構成が妥当であるか考える。履修者同士で意見を出し合い、よりよい論の展開について意見を出し合う。 |
配布資料を読む。 履修者、教員からの指摘やコメントを参考に、論の展開を再考、修正する。 |
必要に応じて、適宜プリント配布(結論について) |
12 | 12 | [論文執筆⑤: 結論を書くために] 序論から結論までの展開方法、及び参考文献に至るまでの文章表現について確認しながら、説得力のある結論を書くための分析結果のまとめ方と表現方法を学ぶ。 |
最終発表に向けて、論文の展開方法を確認し、語彙?表現、引用等に誤りがあれば修正を行う。序論と合致する結論が導かれていることを確認し、最終発表にむけた要旨を作成する。 | アブストラクト用例リスト |
13 | 13 | [論文執筆⑤: 結論を書くために] 序論から結論までの展開方法、及び参考文献に至るまでの文章表現について確認しながら、説得力のある結論を書くための分析結果のまとめ方と表現方法を学ぶ。 |
履修者、教員からの意見やコメントをもとに、最終提出に向けて、論文を修正する。 | 発表フィードバックシート |
14 | 14 | [最終発表1] 初回で設定したテーマに基づき、履修者それぞれが執筆した論文について目的、独創性、手法、結論等を口頭発表する。その上で、互いに論文を読み合い、授業内で学んだ論文執筆の基本ルールが守られ、論理的な文章構成がなされていることを確認する。他者の発表時には、フィードバックシートに記入しながら、それぞれの論文について履修者が互いに評価をし合う。 |
履修者、教員からの意見やコメントをもとに、最終提出に向けて、論文を修正する。 | 発表資料、発表フィードバックシート |
15 | 15 | [発表?まとめ] 授業内で得た意見やコメント、及び自らの気づきで修正した点等を再確認し、論文を完成させる。 さらに、論文に要旨とキーワードをつけ、提出する。 |
最終提出論文へのフィードバックを反映した最終原稿を提出。授業で学んだ論文執筆の知識を修士論文作成に生かすよう、日々の研究の中で、論文執筆のルールを意識しながら参考文献を読み、レポート作成を行ってほしい。 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 論文執筆のために必要な書式について学び、正確な書式を設定し、執筆できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ||||
2 | 論文執筆のために必要な引用方法について学び、剽窃?盗用をすることなく正確な引用によって論を展開できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ||||
3 | 論文の章構成方法を理解し、適切なデータを適切な章に引用することができる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ||||
4 | 授業内で例示する複数の型にあてはめながら、論理的な文章を書くことができる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | 受講生同士で共通テーマについて話し合い、またその結果をまとめたものを互いに読み合う?発表することを通して、基本的なルールを習得し、テーマに関する新たな着想、気づきを得る。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
課題 | 最終発表 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 論文執筆のために必要な書式について学び、正確な書式を設定し、執筆できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | |||
2 | 論文執筆のために必要な引用方法について学び、剽窃?盗用をすることなく正確な引用によって論を展開できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 論文の章構成方法を理解し、適切なデータを適切な章に引用することができる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | |||
4 | 授業内で例示する複数の型にあてはめながら、論理的な文章を書くことができる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | |||
5 | 受講生同士で共通テーマについて話し合い、またその結果をまとめたものを互いに読み合う?発表することを通して、基本的なルールを習得し、テーマに関する新たな着想、気づきを得る。(C-2) | ○ | ○ | ||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
50 | 20 | 30 |