CMD体育_cmd体育平台@

图片

シラバス参照

授業情報/Course information

科目名/Course: 刑事司法と福祉/Social Welfare Laws
科目一覧へ戻る 2024/09/10 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
刑事司法と福祉
科目名(英文)
/Course
Social Welfare Laws
時間割コード
/Registration Code
16103301
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
現代福祉学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
○藤原 正範
オフィスアワー
/Office Hour
藤原 正範(授業開始前30分間、終了後30分間程度、非常勤講師室に在室する。そこで質問や授業に対する意見を受け付ける。)
開講年度
/Year of the Course
2024年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
3年,4年
単位数
/Credits
2
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2024/03/01
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
本授業は、①犯罪?非行に対する社会的対応(裁判?刑罰など刑事司法制度、社会政策)の基本(歴史的経緯を踏まえた現状)、②犯罪?非行に対する社会的対応の中でソーシャルワーカー(社会福祉士?精神保健福祉士)が果たす役割、③犯罪?非行に対する社会的対応における多職種とソーシャルワーカーの協働、④犯罪被害者に対する支援、の4つのテーマを取り上げる。この4つの柱に沿って、受講生が次のことができるようになることを目的とする。
1.犯罪?非行に対する社会的対応に関する現在の制度の基本事項を、歴史的経緯を踏まえて説明できる。
2.犯罪?非行に対する社会的対応においてソーシャルワーカーが担うべき役割を説明できる。
3.犯罪?非行のある人へのソーシャルワーカーの関わりにおいて、法律?医療?心理?教育等の専門職と協働する際の基本事項を説明し、かつ現状の課題と将来像を考察することができる。
4.被害者への支援に関する制度及びソーシャルワーカーの役割を説明し、犯罪?非行のある人への対応との調和を考察することができる。
履修に必要な知識?能力?キーワード
/Prerequisites and Keywords
本授業の履修には、児童?家庭福祉、高齢者福祉、障害者福祉、地域福祉の基本事項の理解が必要である。また、「権利擁護を支える法制度」の講義内容と共通する部分があるので、合わせて学習することを勧める。
履修上の注意
/Notes
日頃から、新聞等の犯罪?非行に関わる記事を関心を持って読み、そこから感じた疑問をメモすることを勧める。
教科書
/Textbook(s)
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連携編『刑事司法と福祉』中央法規(2021年)
参考文献等
/References
?刑事立法研究会編「『司法と福祉の連携』の展開と課題」現代人文社(2018年)
?指宿信他編『刑事司法を担う人々』岩波書店(2017年)
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
?地元の裁判所の刑事裁判公判の法廷傍聴を勧める。
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
社会福祉士国家試験の受験科目「刑事司法と福祉」に対応する。
アクティブラーニングに関する事項
/Attention Relating to Active Learning
?小グループ、ペアで、設定した課題について適宜意見交換する場を設ける(ペアではディベートの方法を採用)。
?授業の準備としてネット等で調べたことをペーパーにメモして、提出する(できる範囲で)。
?授業の振り返りのため、理解したこと、疑問に感じたことをペーパーにメモし、提出する(ほぼ毎授業で)。
?いくつかのテーマと参考書を指定し、課題作文(1200字程度)に取り組む(義務)。
実務経験に関する事項
/Attention Relating to Operational Experiences
授業担当者は、1977年4月~2005年3月の28年間、家庭裁判所調査官として少年事件?家事事件の調査を担当した。司法制度の理解?司法制度と社会福祉の支援の関係を講義することに合わせて、司法機関に所属する人間関係諸科学の専門職として体験した法律専門職と協働の難しさ?ジレンマを授業の中でリアルに伝えたいと考えている。
備考
/Notes
本授業では、小グループ、ペアで意見交換する場を設けるので、その中では他人の意見をよく聴き、自らの意見を的確に述べてほしい。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [「刑事司法と福祉」総論]
シラバスにより本授業の全体像を理解する。その中で、ソーシャルワーカーが刑事司法手続の中で活動するようになった歴史的経緯、その意義、現状と課題を理解する。
教科書第1章を熟読し、感じた疑問をメモにして授業に持参する。 第1回授業スライド
2 2 [社会と犯罪]
犯罪の定義、犯罪をめぐる各種統計、刑事政策の現状と課題を理解する。
教科書第2章を熟読する。犯罪に関わる統計をネット等で調べ、その特徴をメモにして授業に持参する。 第2回授業スライド
3 3 [犯罪原因論と対策]
犯罪理論の歴史、犯罪理論に基づく刑事政策の展開を理解する。
教科書第3章を熟読する。 第3回授業スライド
4 4 [刑罰とは何か]
刑罰の本質、刑罰をめぐる理論の歴史と現状を理解する。刑罰とは何かを考察する。
教科書第4章を熟読する。刑罰に関わる犯罪統計をネット等で調べ、現在の状況についてメモを作成し、授業に持参する。 第4回授業スライド
5 5 [刑事司法]
捜査?公訴?刑事裁判の制度及び実際、被疑者?被告人の権利、日本の刑事司法手続の特徴を理解する。
教科書第5章を熟読する。刑事裁判を傍聴するか、ユーチューブ等で刑事裁判の実際を映像で見てメモを作成し、授業に持参する。 第5回授業スライド
関連法規の条文ペーパー
6 6 [少年司法]
少年法の目的と意義、少年審判の実際、少年司法と児童福祉との関係を理解する。
教科書第6章を熟読する。児童福祉における非行の子どもへの対応を整理してメモを作り、授業に持参する。 第6回授業スライド
関連法規の条文ペーパー
7 7 [施設内処遇①成人]
刑事施設の種類と役割、未決勾留者?受刑者の処遇、矯正の定義と実際、刑事施設退所時の支援を理解する。
教科書第7章を熟読する。刑務所に関わる情報を何らかの方法で入手してメモを作成し、授業に持参する。 第7回授業スライド
8 8 [施設内処遇②少年]
少年院の役割、少年院における矯正教育、少年鑑別所の役割、少年院と児童福祉との関係、少年院と更生保護との関係を理解する。
教科書第8章を熟読する。 第8回授業スライド
9 9 [社会内処遇①更生保護の理念と概要]
更生保護制度の歴史と現状、執行猶予?仮釈放の制度、保護観察の実際、保護観察を担う専門職、更生保護と地域福祉の関係を理解する。
教科書第9章を熟読する。 地域の保護司の仕事に関する情報を何らかの方法で入手してメモを作成し、授業に持参する。 第9回授業スライド
関連法規の条文ペーパー
10 10 [社会内処遇②更生保護の実際]
再犯防止活動の制度と実際、保護観察と再犯防止との関係、保護観察における指導監督と補導援護の違いを理解する。保護観察と社会福祉との共通点と違いについて考察する。
教科書第10章を熟読する。 第10回授業スライド
11 11 [多様なニーズを有する犯罪行為者①精神障害者を対象とした医療観察制度]
医療観察制度の原理、医療観察制度を担う専門職、医療観察制度のl現状と課題、医療観察制度と精神障害者福祉との関係を理解する。
教科書第11章を熟読する。精神障害者福祉の仕組みを何らかの方法で調べてメモを作成し、持参する。 第11回授業スライド
関連法規の条文ペーパー
12 12 [多様なニーズを有する犯罪行為者②高齢者?障害者による犯罪?非行と福祉]
高齢者?障害者による犯罪の現状、出口支援?入口支援の意義と役割、地域生活定着支援センターの活動を理解する。
教科書第12章を熟読する。岡山の地域生活定着支援センターの情報を何らかの方法で入手してメモを作成し、授業に持参する。 第12回授業スライド
13 13 [多様なニーズを有する犯罪行為者③アディクションを抱える人と刑事司法]
依存症の定義と医療、依存症者の裁判、依存症者への支援の現状と課題を理解する。
教科書第13章を熟読する。地域のダルクの活動を何らかの方法で調べてメモを作成し、持参する。 第13回授業スライド
14 14 [犯罪被害者等支援]
犯罪被害者の抱える困難、犯罪被害者に対する支援の現状と課題を理解する。犯罪被害者支援と加害者への社会的対応との関係を考察する。
教科書第14章を熟読する。 第14回授業スライド
15 15 [コミュニティと刑事司法]
犯罪?非行への対応の地域での展開を理解する。その上で、現在の刑事政策の課題を明確化し、考察する。
教科書第15章を熟読する。 第15回授業スライド
16 16 [定期試験]
定期試験を実施する。
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識?理解
/Knowledge & Undestanding
技能?表現
/Skills & Expressions
思考?判断
/Thoughts & Decisions
伝達?コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 犯罪?非行に対する社会的対応に関する現在の制度の基本事項を歴史的経緯を踏まえて説明できる(C-1)
2 犯罪?非行に対する社会的対応においてソーシャルワーカーが担うべき役割について現状と課題を踏まえて自分の考えを述べることができる(C-1)
3 犯罪?非行のある人へのソーシャルワーカーの関わりにおいて、法律?医療?心理?教育等の専門職と協働する際の基本事項を説明し、その現状及び将来像についいて自分の考えを述べることができる(C-1)
4 犯罪被害者への支援に関する制度とソーシャルワーカーの役割を説明し、犯罪被害者支援と犯罪?非行のある人への対応との調和について自分の考えを述べることができる(C-1)
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
課題作文
1 犯罪?非行に対する社会的対応に関する現在の制度の基本事項を歴史的経緯を踏まえて説明できる(C-1)
2 犯罪?非行に対する社会的対応においてソーシャルワーカーが担うべき役割について現状と課題を踏まえて自分の考えを述べることができる(C-1)
3 犯罪?非行のある人へのソーシャルワーカーの関わりにおいて、法律?医療?心理?教育等の専門職と協働する際の基本事項を説明し、その現状及び将来像についいて自分の考えを述べることができる(C-1)
4 犯罪被害者への支援に関する制度とソーシャルワーカーの役割を説明し、犯罪被害者支援と犯罪?非行のある人への対応との調和について自分の考えを述べることができる(C-1)
評価割合(%)
/Allocation of Marks
70 30

科目一覧へ戻る