シラバス参照 |
科目名/Course: 統計学特論/ | |
科目一覧へ戻る | 2023/11/02 現在 |
科目名(和文) /Course |
統計学特論 |
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科目名(英文) /Course |
|
時間割コード /Registration Code |
51116801 |
学部(研究科) /Faculty |
保健福祉学研究科 博士前期課程 |
学科(専攻) /Department |
看護学専攻 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○三好 弘人 |
オフィスアワー /Office Hour |
|
開講年度 /Year of the Course |
2023年度 |
開講期間 /Term |
前期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2023/03/05 |
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使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
推測統計の基礎を独立した2群の比較から、構造方程式モデリングまで一般線形モデルという共通の視点から学習し、理解することを目的とする。 今年度は対面で授業を行う。毎回の講義内容を音声付きのパワーポイントファイルでTeams上にアップしておくので、当該授業の前に視聴し、教科書を読んでおくこと。授業では各自の質問に答えることによって要点を整理する |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
統計学の基礎から説明するので、統計学に関する知識は前提としない。しかし、高校卒業程度の数学力は教科書を理解する上で必要となろう。最終的には構造方程式モデリングや、因子分析、重回帰分析などの原理を数学的に理解するところまでを目指している。 |
履修上の注意 /Notes |
この授業では、予習し、疑問点を明らかにした上で、授業に出ることが必須となる。なお、ほぼ毎回、練習問題を提示し、それへの回答をレポートの形で提出することを求めている。 |
教科書 /Textbook(s) |
「完全独習 統計学入門」小島寬之著 ダイヤモンド社 ISBN4-478-82009-0 「心理統計学の基礎(統合的理解のために)」南風原朝和著 有斐閣アルマ ISBN4-641-12160-5 「続?心理統計学の基礎」ではないので注意すること 「心理統計学ワークブック(理解の確認と深化のために)」南風原朝和、平井洋子、杉澤武俊著 有斐閣 ISBN978-4-641-17356-9 |
参考文献等 /References |
最初の授業時にリストを提示する |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
この授業では予習が必須であるが、復習はそれ以上に大切である。予習によって疑問点を明確にした上で授業に出、疑問点を解決した上で再度授業後に教科書を読み直し、理解を深めることが不可欠である。内容は積み上げ方式で説明されているので、疑問を曖昧にしたままにしておくと授業が進むほど内容理解に苦労することになる。授業中の質問を積極的にすることで、理解を深めることを期待している。 授業が終わると,その単元に相当する心理統計学ワークブック(理解の確認と深化のために)の部分の問題を,解答し,レポートとして提出すること |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
特になし |
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
この授業では、知識の提供は予習で行い、授業では、受講者の質問を素に、講師が質問に答え、要点をまとめることによって授業を進める。また、毎回の学習内容に基づいた宿題をレポートの形式で提出してもらう。授業中の質疑には、宿題についてのものも含める |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
講師は心理学が専門である。これまで、心理学実験の実施、および結果の統計学的分析?考察や、心理学的、精神保健学的調査の実施、および、結果の統計学的分析?考察、さらに、統計学的シミュレーションに基づく心理学的問題へのアプローチなどを行ってきた経験を有している。 |
備考 /Notes |
特になし |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 第1回 | [統計学入門 第1講から第8講] 平均,標準偏差から正規分布まで |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 | 音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
2 | 第2回 | [統計学入門 第9講から第16講] 正規分布に基づく予言的中区間の設定 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 | 音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
3 | 第3回 | [統計学入門 第17講から第21講] 信頼区間と検定の基礎 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 | 音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
4 | 第4回 | [心理統計学の基礎 第1章から第4章] 心理学研究と統計 分布の記述的指標とその性質 相関関係の把握と回帰分析 確率モデルと標本分布 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
5 | 第5回 | [心理統計学の基礎 第5章 第3節、第4節] 推定値とそのy標準誤差 検定の考え方 検定力とその利用 区間推定の考え方 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
6 | 第6回 | [心理統計学の基礎、第6章 第1節、第2節、第3節] 平均値差と連関に関する推測(1) 独立な2群の平均値差の検定 平均値差および効果量の区間推定 対応のある2群の平均値差の検定と推定 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
7 | 第7回 | [心理統計学の基礎 第6章 第4節、第5節] 平均値差と連関に関する推測(2) 2群の比率の差の検定 カテゴリ変数間の連関の分析 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
8 | 第8回 | [心理統計学の基礎 第7章 第1節、第2節、第3節] 線型モデルの基礎(1) 変数と統計量のベクトルによる表現 回帰分析のベクトル表現 平方和および分散の分割 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
9 | 第9回 | [心理統計学の基礎 第7章 第4節、第5節、第6節] 線型モデルの基礎(2) 独立変数の効果の検定と自由度 平均値差への回帰分析的アプローチ 線型モデルに基づく統計的方法 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
10 | 第10回 | [心理統計学の基礎 第8章 第1節、第2節、第3節] 偏相関と重回帰分析(1) 部分相関係数と偏相関係数 偏相関係数とその解釈 重回帰モデルの当てはめ |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
11 | 第11回 | [心理統計学の基礎 第8章 第4節、第5節、第6節] 偏相関と重回帰分析(2) 重回帰分析のしくみ 平方和の分割と重相関係数の検定 個々の独立変数の寄与の評価 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
12 | 第12回 | [心理統計学の基礎 第9章 第1節、第2節、第3節] 実験デザインと分散分析(1) 実験デザインと要因 完全無作為1要因デザイン 多重比較の考え方 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
13 | 第13回 | [心理統計学の基礎 第9章 第4節、第5節、第6節、第7節] 実験デザインと分散分析(2) 完全無作為2要因デザイン 対応のある1要因デザイン より複雑なデザイン 共分散分析 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
14 | 第14回 | [心理統計学の基礎 第10章 第1節、第2節、第3節] 因子分析と共分散構造分析(1) 因子分析の考え方とモデル 因子分析のしくみと因子の解釈 因子の回転 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
15 | 第15回 | [心理統計学の基礎 第10章 第4節、第5節、第6節] 因子分析と共分散構造分析(2) 共分散構造と母数の推定 共分散構造分析による潜在変数間の関係の分析 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 心理統計学ワークブックの該当箇所の回答 |
音声付きパワーポイントによる解説と教科書の該当箇所の予習 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 統計用語の理解(A-1) | ○ | ○ | |||||
2 | 統計学的な考え方の獲得(A-1) | ○ | ○ | |||||
3 | 実際の研究で頻繁に用いられる統計的技法の基礎の理解(A-1) | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
授業前の質問 | 授業中の応答 | 課題の提出 | ||
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1 | 統計用語の理解(A-1) | ○ | ○ | ○ | |||
2 | 統計学的な考え方の獲得(A-1) | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 実際の研究で頻繁に用いられる統計的技法の基礎の理解(A-1) | ○ | ○ | ○ | |||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
35 | 35 | 30 |