シラバス参照 |
科目名/Course: 児童?家庭福祉Ⅰ/ | |
科目一覧へ戻る | 2023/11/02 現在 |
科目名(和文) /Course |
児童?家庭福祉Ⅰ |
---|---|
科目名(英文) /Course |
|
時間割コード /Registration Code |
17003101 |
学部(研究科) /Faculty |
保健福祉学部 |
学科(専攻) /Department |
子ども学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○周防 美智子 |
オフィスアワー /Office Hour |
周防 美智子(月曜日 3限) |
開講年度 /Year of the Course |
2023年度 |
開講期間 /Term |
前期 |
対象学生 /Eligible Students |
2年,3年,4年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2023/02/15 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
児童虐待の増加や貧困など、児童や子育て家庭における課題解決に向け、児童?家庭福祉への期待が大きい。本講義では、児童が権利の主体であることを踏まえ、児童?家庭及び妊産婦の生活とそれを取り巻く社会環境、児童福祉の歴史と児童観の変遷や制度の発展過程、児童および家庭福祉に係る法制度について講義を行う。具体的には、児童?家庭の定義、児童の権利、児童や家庭の実態と社会環境の理解を深め、児童福祉の理念、児童?家庭福祉制度の発展過程、児童福祉法や児童虐待防止法などの児童?家庭に対する法制度について学びを深めていく。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
児童?家庭?妊産婦の社会環境と生活課題を理解し、法制度や支援の仕組みを学ぶことで児童や家庭福祉領域における保育士としての支援のあり方、役割を習得するため、現在の子ども?家族の状況を理解し、子ども?子育てニーズを考えることが必要である。学んだ理論を、現状の児童福祉に照らし合わせ理解を深める積極的な考察力が必要である。 |
履修上の注意 /Notes |
授業だけでなく、地域ボランティア活動などを通して実践理解を深めてほしい。 授業中は積極的に参加し、自らの理解を深めること。 |
教科書 /Textbook(s) |
最新?社会福祉士養成講座 3 『児童?家庭福祉』 中央法規出版 |
参考文献等 /References |
国民の福祉と介護の動向2022 厚生の指標 :厚生労働統計協会 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
マス?メディアを通して、子ども、家庭、学校、保育園、幼稚園、子育て支援をキーワードに関心を深めること。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
保育士資格の必修科目である。 |
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
本授業では、次のアクティブラーニングを使用している。 ①グループワークによる意見共有、課題の共有 ②小レポートによる理解の確認 |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
児童福祉領域での実践経験を活かし、法制度、子ども支援、家庭支援を説明する。 |
備考 /Notes |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | [児童?家庭の定義、児童と家族の関係] 児童の定義、家庭の定義について理解する。児童や家庭の定義を理解したうえで、児童と家庭の関係について学びを深める。 |
児童と家庭の定義を理解する。 | |
2 | 2 | [児童の権利(児童憲章?児童権利宣言?児童の権利に関する条約)] 児童憲章、児童権利宣言、児童の権利に関する条約の学びを深め、児童の権利を理解する。 |
児童の権利について考える。 | |
3 | 3 | [児童?家庭の生活実態(ライフサイクル?家族形態?子育て?就労?経済)] 児童?家庭の生活実態をライフサイクルから理解し、現在の自動?家族を取り巻く社会環境との関係を考える。 |
会環境が、児童や家庭にどのような影響を与えるのかを考える。 | |
4 | 4 | [児童?家庭を取り巻く社会環境(児童虐待?DV?社会的養護?ひとり親家庭)] 児童?家庭に関する課題、社会問題について理解し、支援者として何ができるのかを考える。 |
児童?家庭の課題について考える。 | 児童?家庭課題に関する統計資料配布 |
5 | 5 | [児童福祉の理念(最善の利益?健全育成)] 児童福祉の理念について、児童の権利や健全育成、児童の最善の利益などをキーワードに考え、学びを深める。 |
児童の最善の利益について学びを深める。 | |
6 | 6 | [児童?家庭福祉制度の発展過程と児童観の変遷] 児童福祉法の制定までを歴史的な観点から理解する。また、児童福祉法の発展について社会情勢から考える。 |
児童福祉法の理念を理解する。 | |
7 | 7 | [児童福祉法の概要と児童福祉サービスの現状] 児童福祉法の概要を理解するとともに、児童福祉サービスの現状と課題を理解する。 |
児童福祉サービスについて学ぶ。 | |
8 | 8 | [児童虐待防止等に関する法律、配偶者からの暴力および被害者保護に関する法律(DV 防止法)の概要と現状] 児童虐待防止法、DV防止法の概要を学ぶ。児童虐待、DV発見後の対応を理解する。DVと児童虐待の関連について理解を深める。 |
児童虐待、DVの現状を理解する。 | 児童虐待、DVに関する資料配布 |
9 | 9 | [母子保健法の概要と母子保健サービスの現状] 母子保健法の概要を学ぶとともに、母子保健サービスとその動向について理解を深める。 |
母子保健サービスの内容を理解する。 | |
10 | 10 | [児童?家庭に関する法制度①(児童手当法、児童扶養手当法、特別児童扶養手当法)] 児童手当法、児童扶養手当法、特別児童手当法の概要を理学び、児童手当、児童扶養手当、特別児童手当の受給状況の理解を深める。 |
児童扶養手当、特別児童扶養手当の現状を理解する。 | 児童扶養手当、特別児童扶養手当に関する資料配布 |
11 | 11 | [児童?家庭に関する法制度②(次世代育成支援対策推進法、少子化対策基本法、子ども?子育て支援法)] 次世代育成支援対策推進法、少子化社会対策基本法、子ども?子育て支援法の概要について学ぶ。少子化の現状と各法との関連について考える。 |
少子化対策を考える。 | |
12 | 12 | [児童?家庭に関する法③(子どもの貧困対策の推進に関する法律、子供若者育成支援法等)] 我が国における子どもの貧困について理解を深め、子どもの貧困対策の推進に関する法律、子ども?若者育成支援推進法の概要の学びを深める。 |
子どもの貧困について理解する。 | 子どもの貧困に関する資料配布 |
13 | 13 | [児童?家庭に対する支援における関係機関とその役割] 児童?家庭支援に関する関係機関とその役割(機能)の理解を深める。支援者として、関係機関連携を考える。 |
関係機関について学ぶ。 | |
14 | 14 | [児童?家庭に対する支援における専門職とその役割] 児童?家庭支援に関する専門職とその役割を理解する。支援者として他職種連携を考える。 |
他職種について学ぶ。 | |
15 | 15 | [児童?家庭に対する支援の実際(保育士の役割?支援):他職種連携] 児童相談所における支援を理解するともに、保育士の役割を考える。児童相談所を中心としたネットワークを学ぶ。 |
保育士とは何かを考える。 | |
16 | 16 | [定期試験] 児童?家庭福祉についての学び、理解を確認する |
児童?家庭福祉について学びを深める。 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 児童と環境の関係から育ちを理解し、専門職としての活動につなげることができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
2 | 児童福祉の理念と意義を理解することができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 児童福祉の歴史の変遷を学び、現在の児童?家庭の課題を理解することができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
4 | 児童福祉に関する法体系や実施体系について習得し、専門職活動に生かすことができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
5 | 児童?家庭福祉の理念と意義を理解し、保育実践に繋げることができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
グループワークにおける貢献 | 小レポート | 意見共有 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 児童と環境の関係から育ちを理解し、専門職としての活動につなげることができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
2 | 児童福祉の理念と意義を理解することができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
3 | 児童福祉の歴史の変遷を学び、現在の児童?家庭の課題を理解することができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
4 | 児童福祉に関する法体系や実施体系について習得し、専門職活動に生かすことができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
5 | 児童?家庭福祉の理念と意義を理解し、保育実践に繋げることができる。(C-1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 15 | 15 | 10 |