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授業情報/Course information

科目名/Course: 福祉用具の活用技術と理論/
科目一覧へ戻る 2023/11/02 現在

授業基本情報
科目名(和文)
/Course
福祉用具の活用技術と理論
科目名(英文)
/Course
時間割コード
/Registration Code
16202701
学部(研究科)
/Faculty
保健福祉学部
学科(専攻)
/Department
現代福祉学科
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors
○佐藤 ゆかり
オフィスアワー
/Office Hour
佐藤 ゆかり(通年 火曜日 2限 6611研究室)
開講年度
/Year of the Course
2023年度
開講期間
/Term
前期
対象学生
/Eligible Students
2年,3年,4年
単位数
/Credits
1
授業概要情報
更新日
/Date of renewal
2023/03/07
使用言語
/Language of Instruction
日本語
オムニバス
/Omnibus
該当なし
授業概略と目的
/Cource Description and Objectives
[授業の目的?ねらい]
尊厳の保持や自立支援、生活の豊かさの観点から、本人主体の生活が継続できるよう、根拠に基づいた介護実践を行うための、福祉用具に関する知識?技術を習得する。
[授業の概要]
高齢者や障がい者の自立支援に、福祉用具の活用や生活環境の整備が不可欠な要素となっている。
本講義では、福祉用具を活用する意義やその目的を理解し、対象者の能力に応じた福祉用具を選択?活用する知識?技術を習得する。具体的には、①利用者特性を測る方法論について学ぶこと、②利用者特性やニーズに基づき既存の福祉用具や設備を評価する方法と方法論を学ぶこと、③ニーズに基づいた福祉用具の適用、④福祉用具や設備のデザイン(設計)と制作過程について学ぶことを通して、人間と福祉用具や環境の相互関係を考察する。
履修に必要な知識?能力?キーワード
/Prerequisites and Keywords
解剖学、生理学、人間工学に関する基礎知識を必要とするので、その復習およびさらなる学習を進めるとよい。

キーワード:高齢者、身体障がい者、障がいの種類と原因と特性?法的基盤、心身構造?機能、活動、参加、機能制約、活動障がい、障がいのある人の特性と踏まえたアセスメント、空間構成、安全性への配慮、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、住宅改修、生活習慣、生活様式、セーフティマネジメント、転倒?転落防止、骨折予防、利用者の生活の安全、介護福祉士の身体の健康管理、労働安全、介護予防、リハビリテーション、生活リハビリテーション、等
履修上の注意
/Notes
?本科目は、講義であるが演習、実習的性格も有しているため、服装、履物等もそれに対応した軽快なものにする必要がある。
?福祉用具?機器等に関する文献、資料を調査する必要があるので、その検索が実践できるようにしておく。
教科書
/Textbook(s)
1.最新 介護福祉士養成講座 生活支援技術Ⅰ~Ⅲ 介護福祉士養成講座編集委員会編 中央法規 
2.最新 介護福祉士養成講座 障害の理解 介護福祉士養成講座編集委員会編 中央法規
3.最新 介護福祉士養成講座 こころとからだのしくみ 介護福祉士養成講座編集委員会編 中央法規 
4.ICF 国際生活機能分類 障害福祉研究会編 中央法規
参考文献等
/References
1.高齢者?障害者の福祉用具活用の実務 福祉用具活用研究会 編著 第一法規
2.介護福祉士のための福祉用具活用論 澤村誠志 中央法規
3.介護福祉士養成講座テキスト各種
自主学習ガイド
/Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework
?予習?復習テーマを指示するのでそれに沿って進めること
?レポート作成においては必ず引用や参考資料を記入する必要がある。また、レポートは必要に応じて書き直しを指示する場合がある
?関連図書を通読すること(指定する図書及び自主選択図書による)
資格等に関する事項
/Attention Relating to Professional License
介護福祉士国家試験受験資格取得のための必須科目
アクティブラーニングに関する事項
/Attention Relating to Active Learning
アクティブ?ラーニングを実施します。
?グループワーク?ペアワーク
?ディスカッション
?プレゼンテーション
?振り返り(小テスト、ミニッツペーパー等)
?挙手
?課題(宿題等)
実務経験に関する事項
/Attention Relating to Operational Experiences
地域福祉領域において実務経験のある教員が、その実務経験を生かして実践的な学びにつながる教育を行います。
備考
/Notes
本科目は、対面で実施します。状況により、一部をリアルタイムオンラインで実施する可能性もあります。
授業計画詳細情報
No. 単元(授業回数)
/Unit (Lesson Number)
単元タイトルと概要
/Unit Title and Unit Description
時間外学習
/Preparation and Review
配付資料
/Handouts
1 1 [導入]
講義?演習概要の説明:①利用者特性と評価方法、②特性やニーズに基づき、異存の福祉用具や設備を評価する方法、③ニーズに基づいた福祉用具の適用、④デザインと制作過程
ポートフォリオ作成資料
2 [福祉用具の対象者特性①]
健康と障がいについて知識の再統合を図る。社会適応の手段、それを支える社会保障の課題等について学ぶ。
発表準備
3 3 [福祉用具の対象者特性②]
障がいの構造を捉え、それぞれの対象者特性と福祉用具についてのニーズを検討する。グループディスカッションと発表を行う。
4 4 [福祉用具?設備概説]
福祉用具の分類と定義?法的根拠、福祉用具?環境の評価方法とツールについて学ぶ。
5 5 [高齢者、障がい者の行動特性と設備整備]
対象者の特性を踏まえ、特性に対し配慮すべき事項、設備整備上の対応例等を学ぶ。
評価方法の予習
6 6 [福祉用具?設備の評価方法]
対象者特性を踏まえ、その特性をもった対象者が、既存の設備を使用できるか評価する手法を学ぶ。
評価ツール
7 7 [福祉用具の対象者特性と評価Ⅰ(評価の試行)]
対象者特性を踏まえ、その特性をもった対象者が、既存の設備を使用できるかについて、評価ツールを用い、学内を評価してみる。評価方法とツールの信頼性?妥当性?再現性の評価と必要であれば改良を検討する。
8 8 [福祉用具の対象者特性と評価Ⅱ(プレゼンと評価ツールの改良)]
評価結果と評価ツールの信頼性?妥当性?再現性、および評価ツールの改良について検討し、プレゼンテーションを行う。ディスカッションの成果を踏まえ、評価ツールの改良と実際に使用できるように整理する。
9 9 [福祉用具?設備評価の実践①]
障がいの模擬体験用具を着用し、大学から服部駅までの経路、および、桃太郎線に乗車し岡山駅までの環境を評価する。また、岡山駅構内およびきらめきプラザまでの環境を評価する。
10 10 [福祉用具?設備評価の実践②]
きらめきプラザの福祉用具展示?体験コーナーを利用し、用具の多様性を理解する。特定の用具を選択し、実際に活用するまでの手順についてレポートを作成する。
課題レポート作成 課題レポート書式
11 11 [福祉用具?設備評価の実践③]
きらめきプラザの福祉用具展示?体験コーナーに設置された福祉用具を実際に操作?評価する 福祉用具の構造と機能、活用による効果とリスクマネジメント等について理解を深める
12 12 [福祉用具?設備評価の実践④]
評価結果等をプレゼンテーションし、情報を共有する。
コミュニケーション機器、情報通信技術(ICT)を活用した機器、介護ロボット、住宅改修、住宅のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン等を含め、福祉用具?設備の分類作成のグループワークを行う。
13 13 [福祉用具?設備の分類、事例検討]
これまでに学習した福祉用具?設備の知識を統合し、福祉用具の分類を作成しプレゼンテーションを行う。福祉用具が必要となる模擬クライエントの情報から、アセスメント、ニーズの統合、福祉用具に関連した介護福祉計画の作成を行う。
14 14 [事例検討、福祉用具?設備デザインⅠ]
計画立案の解答例を参照し、自身の立案した計画を再検討する。福祉用具のニーズを調査し、既製品の改良あるいは新規作開発を目指した企画書を作成する。
企画書書式
15 15 [福祉用具?設備デザインⅡ]
企画書をもとにプレゼンテーションを行い、対象者特性およびニーズの捉え方、開発可能性、開発過程のアイデア等をディスカッションする。
ポートフォリオを整理する
16 16 [定期試験]
定期試験
ポートフォリオを提出する
授業評価詳細情報
到達目標及び観点/Learning Goal and Specific Behavioral Viewpoints
No. 到達目標
/Learning Goal
知識?理解
/Knowledge & Undestanding
技能?表現
/Skills & Expressions
思考?判断
/Thoughts & Decisions
伝達?コミュニケーション
/Communication
協働
/Cooperative Attitude
1 高齢者や障がい者の障がい特性を知るための基礎知識を修得することができる(C-1)
2 福祉用具?設備の利用者特性やニーズ、利用環境等から既存の福祉用具や設備を知り、評価することができる(C-1)
3 福祉用具を自らデザインすることで、生活支援と福祉用具の限界や可能性について考察することができる(C-1)
成績評価方法と基準/Evaluation of Achievement
※出席は2/3以上で評価対象となります。
No. 到達目標
/Learning Goal
定期試験
/Exam.
課題レポート プレゼン内容
1 高齢者や障がい者の障がい特性を知るための基礎知識を修得することができる(C-1)
2 福祉用具?設備の利用者特性やニーズ、利用環境等から既存の福祉用具や設備を知り、評価することができる(C-1)
3 福祉用具を自らデザインすることで、生活支援と福祉用具の限界や可能性について考察することができる(C-1)
評価割合(%)
/Allocation of Marks
40 40 20

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