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科目一覧へ戻る | 2021/09/22 現在 |
科目名(和文) /Course |
造形材料論 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Material Studies in Design |
時間割コード /Registration Code |
33006301 |
学部(研究科) /Faculty |
デザイン学部 |
学科(専攻) /Department |
|
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○難波 久美子 , 渡邉 操 , 南川 茂樹 , 作元 朋子 |
オフィスアワー /Office Hour |
難波 久美子(前期:水曜5限、後期:火曜5限(3203研究室))
渡邉 操(月曜日4時限) 南川 茂樹(月曜日4限/3304研究室 *その他の日時については応相談) 作元 朋子(木曜2限/3204研究室) |
開講年度 /Year of the Course |
2021年度 |
開講期間 /Term |
前期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年,3年,4年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2021/03/05 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
オムニバス |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
デザインにおいて重要要素である材料について、造形との関連から論じてゆく。かたちは素材に従うこともあり、また得たい形のために素材を探すこともある。材料の持っている特性によって様々に造形方法があり、デザインにおいてそれらを理解していることが重要である。 前半はデザインの一材料である繊維を取り上げ、どのように人々の生活?文化?造形にかかわっていったかをそのオリジンから産業革命期に亘って論じ、歴史的側面および繊維物性からの考察により、現代に繋がる視点で材料への理解を深めてゆく。 後半は、主に木材とセラミックについて論じる。デザインにおける素材の特性や、様々な実際の製品と加工法などにも触れながら理解を促進させることを目的とする。ミニワークショップも含めることもある。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
材料とデザインの関係性。観察力、洞察力、推察力。特性の理解とデザイン。材料と文化?歴史。目的と適合性。 |
履修上の注意 /Notes |
各課題の提出期限を厳守すること。日頃から身の回りの製品の素材について、意識的に観察する目を持つこと。 |
教科書 /Textbook(s) |
(後半授業対応)「木材の性質と加工」山下晃功 編 開隆堂 1993年 |
参考文献等 /References |
使用しない。 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
身の回りの材料を注意深く観察すること。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
特になし。 |
備考 /Notes |
本科目は、一部または全部をオンライン授業で実施する可能性がある。 本授業では以下のアクティブラーニングを採用している。 ?ミニッツペーパー ?実験 ?ディスカッション ?プレゼンテーション ?振り返り ?発問 ?挙手 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [身の回りの繊維と分類(オンデマンド)(難波)] 身の回りの繊維への注目と、それらの種類と分類やオリジンについて、考える。(難波) |
復習:問いへの回答(ミニッツペーパー) | レクチャースライド(オンデマンド用) |
2 | 2 | [繊維とオリジン(オンデマンド)(難波)] 羊毛繊維に注目し、そのオリジンである羊と繊維の特長について羊毛繊維の評価要素を交え学ぶ。(難波) |
復習:問いへの回答(ミニッツペーパー) | レクチャースライド(オンデマンド用)復習版?今日のテーマ版 |
3 | 3 | [材料のプロセス(難波)(オンデマンド?対面)(難波)] 原料の羊毛繊維を材料とするための初期プロセスを学ぶ。羊毛繊維を糸という材料にするための道具について考察する。プロセスで使用する道具との関連について考察する。(難波) |
復習:問いへの回答(ミニッツペーパー) | レクチャースライド(オンデマンド用)復習版?今日のテーマ版 |
4 | 4 | [繊維の定義と羊毛繊維の特性(オンデマンド)(難波)] 繊維定義を改めて考える。羊毛繊維の構造と繊維物性について論じ、特性との関連性に言及する。(難波) |
復習:問いへの回答(ミニッツペーパー) | レクチャースライド(オンデマンド用)復習版?今日のテーマ版 |
5 | 5 | [繊維から製品まで(オンデマンド)(難波)] 繊維材料が製品になる様々なルートについて学ぶ。代表的な繊維の加工-製糸?織?編などの分類および布の織構造について学習する。(難波) |
復習:問いへの回答(ミニッツペーパー) | レクチャースライド(オンデマンド用)復習版?今日のテーマ版 |
6 | 6 | [産業革命と繊維、綿への変換(オンデマンド)(難波)] 材料加工プロセスの機械化から生じたイギリス産業革命を紹介し、社会と材料の位置づけや役割を考える。綿繊維について学ぶ。(難波) |
復習:問いへの回答(ミニッツペーパー) | レクチャースライド(オンデマンド用)復習版?今日のテーマ版 |
7 | 7 | [化学繊維と産業資材((オンデマンド)難波)] 生活の中の繊維として産業資材を紹介し、デザインにおける繊維物性や特性がどう生かされているかを考える。(難波) |
復習:問いへの回答(ミニッツペーパー) | レクチャースライド(オンデマンド用)復習版?今日のテーマ版 |
8 | 8 | [これからの繊維(オンデマンド)(難波)] これからの社会に必要とされる繊維やその要素を考え、提案する。(難波) |
復習:提案レポート | レクチャースライド(オンデマンド用)復習版?今日のテーマ版 |
9 | 9 | [木材1:木製品] 様々な木製品を事例に挙げ、その特性や質感、機能の違いを考察する。 |
身近な木製品をリサーチし、木材ならではの良さをレポートする。 | |
10 | 10 | [木材2: 針葉樹と広葉樹] 主に日本で使用される木材を中心に、その特徴や使用事例を講義する。 |
様々な木材から数種類選び、その樹種の特性をレポートする。 | |
11 | 11 | [木材3: 木質材料] 二次加工材である木質材料の種類やその特性を講義する。 |
木質材料が使われている事例を調べ、その特徴をレポートする。 | |
12 | 12 | [木材4: 間伐材] サステナブルな素材である間伐材について、その成り立ちや特徴さらにはその活かし方について講義する。 |
間伐材の有効活用を考える。 | |
13 | 13 | [セラミック材料1] 陶磁器の核となる粘土について、その種類や質感の違いなどの特徴について講義する。実際に粘土を触って理解を深める。 |
生活の中で触れている陶磁器について、どのような素材が使われているか注目してみる。 | |
14 | 14 | [セラミック材料2] 陶磁器の表面を彩り、質感を決定する釉薬について講義する。次回の講義に用いる絵の具のテストピースを製作する。 |
テストピースが時間内に仕上がらない場合は、締め切りまでに行うこと。 | |
15 | 15 | [セラミック材料3] 焼成結果を元に、陶磁器の絵付けや色彩について講義する。 |
生活の中で触れている陶磁器について、印刷か手書きかの違いなど注目してみる。 | |
16 | 16 | [セラミック材料4] 成形技法について講義し、材料の特性が造形にどのように影響しているか考察する。 |
講義内容をまとめたレポートを作成し、提出する。 | まとめレポート課題 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | デザインの要素である材料が、社会や文化の中で、造形にどのように影響を及ぼし、また影響を受けているかについてを考察する力が養われる。 | ○ | ○ | |||||
2 | 材料の多様性に目をむけ、デザインに関する材料の基礎知識や特性を理解することができる。 | ○ | ○ | |||||
3 | 造形表現やデザインに適した新たな可能性を、材料?かたち?機能などの切り口から考えることができる。 | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
提出物 | 授業態度(提出物内容) | |||
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1 | デザインの要素である材料が、社会や文化の中で、造形にどのように影響を及ぼし、また影響を受けているかについてを考察する力が養われる。 | ○ | ○ | ||||
2 | 材料の多様性に目をむけ、デザインに関する材料の基礎知識や特性を理解することができる。 | ○ | ○ | ||||
3 | 造形表現やデザインに適した新たな可能性を、材料?かたち?機能などの切り口から考えることができる。 | ○ | ○ | ||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
50 | 50 |