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科目一覧へ戻る | 2021/09/22 現在 |
科目名(和文) /Course |
入門ゼミナール |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Seminar Ⅰ |
時間割コード /Registration Code |
17007601 |
学部(研究科) /Faculty |
保健福祉学部 |
学科(専攻) /Department |
子ども学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○池田 隆英 |
オフィスアワー /Office Hour |
池田 隆英(前期?後期ともに,月曜日?3限(5120研究室) ) |
開講年度 /Year of the Course |
2021年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年,3年,4年 |
単位数 /Credits |
1 |
更新日 /Date of renewal |
2021/03/05 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
本授業では、研究の遂行と論文の作成にかかわる基本的な事項を学ぶ。教育?保育に関連する主要なテーマについて、代表的な研究論文を参考に、理論研究や実証研究の「方法」(概念や手順)を学ぶ。また、研究論文の構成について、問題設定、研究の対象や方法、研究結果の書き方、考察のあり方を具体的に学ぶ。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
論文の読解や執筆に必要な基礎的な事項を習得するため,大学入学までの既習の知識?能力に基づくとともに,本科目で具体的に提示される社会科学の論文(先行研究)の知見を丁寧に学ぶ姿勢が求められる。 キーワード:科学論文,社会科学,子ども学,理論と実証,調査方法論 |
履修上の注意 /Notes |
卒業論文の執筆に向けた科目であり,グループでの討議や発表でも積極的に参加すること。 |
教科書 /Textbook(s) |
なし(適宜,プリントを配布する) |
参考文献等 /References |
原田彰?望月重信編著『子ども社会学への招待』 北川由紀彦?山口恵子著『社会調査の基礎』 Kehily, M. J., 2008, An Introduction to Childhood Studies, Open University Press. Maynard, T. & Thomas, N., 2009, An Introduction to Early Childhood Studies, SAGE. |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
「子ども学」は,超領域?学際的アプローチを必要とする,「新しい」学問です。「子どもと社会」をめぐる問題を読み解く「ツール」となります。普段から,「子ども」をめぐる社会事象に興味や関心を持ち,関連する論考や資料に触れましょう。(音楽,映画,漫画,アニメなども,これに含まれます!) |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
日本語で書かれている論考は,子ども学のほんの一部にすぎません。日本語だけでなく,各国の言語で書かれた論考も,目を通すようにして下さい。 |
備考 /Notes |
【授業形態】 原則,すべて対面授業で演習を行い,オンデマンドで課題の授受を行う。 【AL対応】 反転授業(授業前の準備を課す形態)として課題を与え,授業内で発表?討議を行う。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [オリエンテーション] 科学の基礎知識として、対象となる自然現象や社会現象、科学用語である「3つの方法」、検索サイトや文献リストの活用方法などを学ぶ。 |
政府統計サイト「e-Stat」や論文検索サイト「CiNii」を閲覧?利用しておくこと。 | 配布資料あり |
2 | 2 | [文章の読解?執筆] 文章構成の技法として、典型的な「マーカー(目印)」に着目して、文章の読解?執筆の準備となるコツをつかみ,科学論文の読解や執筆に向けた準備として,全体の構成,主題の配置,概念の対比,主張の根拠など,文章構成の技法を具体的に学ぶ。 |
「小論文のテーマ」や「小論文の書き方」に関する書籍?HPを見ておくこと。 | 配布資料あり |
3 | 3 | [科学論文の構成] 社会科学系の科学論文を念頭に,その形式的な側面として,問題設定,研究概要,研究結果,考察について,具体的な事例から学ぶ。また,その形式的な側面として,価値認識と事実認識,仮説検証と仮説生成について,具体的な事例から学ぶ。 |
先行研究を具体的な事例として指定するので,指定された論文を読んでおくこと。 | 配布資料あり |
4 | 4 | [先行研究の読解] 先行研究の読解として,歴史研究,文化研究,思想研究,言説研究を実例として,それぞれの「視点」「領域」の特徴を経験的に学び,実験法,質問紙法,観察法,面接法を用いた論文を実例として,それぞれの調査方法の特徴を経験的に理解する。 |
実例として指定する,代表的な4つの調査方法を用いた論文を読んでおくこと。 | 配布資料あり |
5 | 5 | [社会科学の基礎] 社会科学の方法として,3つの方法論(集合?個人?形式主義)を学び,2つのアプローチ(規範?解釈)の特徴を実例から理解し,「法令?施策?通念?倫理」といった社会的規範,「政治?経済?教育?福祉」といった社会的領域の機能を理解する。 |
社会科学の3つの方法論や2つのアプローチについて指定された資料を読んでおくこと。 | 配布資料あり |
6 | 6 | [先行研究の収集] 各自の問題関心を挙げてグループ化し,公的機関や学術研究のHPや検索サイトを使用し,白書や統計,関連する先行研究を入手する。また,科学論文の執筆を想定し、一般的な「型(パターン)」を学び、社会的意義や研究的意義の書き方を理解する。 |
グループ分けをするために各自の興味や関心のキーワードを考えておくこと。 | 配布資料あり |
7 | 7 | [問題設定の討議?執筆] 文章の技法,論文の構成,社会科学の方法,先行研究の知見,と既習内容を踏まえて,科学論文の執筆のシミュレーションとして、グループ発表に向けて,白書や統計,先行研究の知見に基づき、社会的意義や研究的意義を特定し、問題設定を討議?執筆する。 |
入手した白書や統計,先行研究を読み,問題設定の内容を考えておくこと。 | 配布資料あり |
8 | 8 | [グループ発表?討議] これまでの学修内容を踏まえ,科学論文の問題設定の執筆として,グループごとのテーマに則して,グループでの発表を行い,全体で討議する。 |
グループごとに,問題設定の内容を討議した後,発表の資料を作成すること。 | 配布資料あり |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 1.文章の読解?執筆の技法や科学論文の構成について理解できる。(B) | ○ | ○ | |||||
2 | 2.先行研究の読解を通して理論の方法や実証の方法を理解できる。(B) | ○ | ○ | |||||
3 | 3.社会科学の論考に触れ,代表的な方法論やアプローチを理解できる。(B) | ○ | ○ | |||||
4 | 4.興味や関心を特定し,それらに沿った情報の収集?整理ができる。(B) | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | 5.学術的な興味や関心をもち,グループでの討議?発表ができる。(B) | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
コメント?ペーパー | レポート | |||
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1 | 1.文章の読解?執筆の技法や科学論文の構成について理解できる。(B) | ○ | |||||
2 | 2.先行研究の読解を通して理論の方法や実証の方法を理解できる。(B) | ○ | |||||
3 | 3.社会科学の論考に触れ,代表的な方法論やアプローチを理解できる。(B) | ○ | |||||
4 | 4.興味や関心を特定し,それらに沿った情報の収集?整理ができる。(B) | ○ | |||||
5 | 5.学術的な興味や関心をもち,グループでの討議?発表ができる。(B) | ○ | |||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 40 |