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科目一覧へ戻る | 2020/04/02 現在 |
科目名(和文) /Course |
デザイン史特論 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Special Topics in History of Design |
時間割コード /Registration Code |
30527501 |
学部(研究科) /Faculty |
デザイン学部 |
学科(専攻) /Department |
デザイン工学科,造形デザイン学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○舩山 俊克 , 北山 由紀雄 |
オフィスアワー /Office Hour |
舩山 俊克(1Q:金3(3301) 2Q:火2(3301) 3Q:月2(3301) 4Q:火2(3301)) 北山 由紀雄(第1Q:火曜日2限/3506研究室 第2Q?第3Q:金曜日4限/3506研究室 第4Q:月曜日4限/3506研究室) |
開講年度 /Year of the Course |
2019年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
更新日 /Date of renewal |
2019/04/10 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
前半は,時間軸に沿って産業革命以降のデザインの通史を概観する。 後半では,モダンデザインを成立させた写真というメディアの成立とその影響について理解を深めていく。 到達目標は、以下の5つである。 1. デザイン史に関わる固有名詞(重要な作家名,作品名,運動や様式の名称,クライアント名)に通暁する。 2. デザイン史に関わる固有数字(制作年,制作年代)に通暁する。 3. その結果,枢要な作品を見れば,作家と——少なくともおおよその——制作年代が同定できるようになる。 4. 作家間,作品間およびジャンル間の影響関係に想像が及ぶようになる。 5. 写真とデザインとの関係について理解し、写真を用いての情報伝達についてその可能性と限界を理解する。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
デザインに限らず,近代史に関する知識と興味があることが望ましい。 著作権といった権利関係への留意以上に,先行するあらゆる作品に敬意を払う態度を失わないこと。 |
履修上の注意 /Notes |
【重要事項1】 本科目は,一昨年度以前の旧カリキュラムに含まれるセメスター(半期)科目である。よって,該当カリキュラムを履修すべき学生にあっては,本年度は,「デザイン史特論 I」(第3クォーター、担当:舩山)および「デザイン史特論 II」(第4クォーター、担当:北山)の両方を履修することによって,本科目の履修に代えるものとする。ゆえに履修学生には,試験を含め16回の受講が要求される。 【重要事項2】 上記の2科目については,それぞれ別の成績評価基準が示され,それぞれ別に評価されるが,ここではシラバスシステム上の制約により,舩山担当のそれのみを掲げる。本科目の成績評価は「デザイン史特論 I」および「デザイン史特論 II」の単純平均とする。 |
教科書 /Textbook(s) |
なし。 |
参考文献等 /References |
Meggs, Philip B., et al., "Meggs' History of Graphic Design", 6th Ed., John Wiley & Sons, 2016 フィリップ?B?メッグズ,『グラフィック?デザイン全史』,淡交社,1996[上記第2版(1992)の翻訳] アラン?ヴェイユ,『グラフィック?デザインの歴史』,創元社,2005 阿部公正,『増補新装 カラー版 世界デザイン史』,美術出版社 ニコラス ペヴスナー,『モダン?デザインの展開―モリスからグロピウスまで』,みすず書房(以上,舩山) 海野弘,『モダン?デザイン全史』,美術出版社,2002 澤本徳美,『写真の語り部たち』,ペリカン社,2001 飯沢耕太郎(監修),『カラー版 世界写真史』,美術出版社,2004(以上,北山) |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
図書館等を通じて,授業外でも積極的に画像資料(作品集)に接するよう心掛けること。授業で触れられるものは,著名ではあっても,ごく限られた作品でしかないことを忘れないこと。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
なし。 |
備考 /Notes |
「デザイン史特論 II」のシラバスを熟読のこと。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [イントロダクション (舩山)] 歴史を学ぶことの意義?デザインの始まり |
授業内容に関連することについて調査し,自身の考えとしてまとめる。 | |
2 | 2 | [アーツアンドクラフツ運動からアール?ヌーボー] デザインの発展とその理由 (舩山) |
同上 | |
3 | 3 | [ドイツ工作連盟からロシア?アヴァンギャルド] 各地におけるデザイン特徴 (舩山) |
同上 | |
4 | 4 | [アール?デコからデ?ステイル] 全世界への展開 (舩山) |
同上 | |
5 | 5 | [バウハウス] 教育としてのデザイン (舩山) |
同上 | |
6 | 6 | [日本におけるデザイン] 日本デザインの始まり (舩山) |
同上 | |
7 | 7 | [現代に至るデザイン] AI、IoT、Big dataとデザインの関係性 (舩山) |
同上 | |
8 | 8 | [ 前半授業のまとめ] 前半授業のまとめ (舩山) |
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9 | 9 | [写真の発明と複製技術時代の到来] イントロダクションとして、モダンデザインと写真との関係を説明する。その上で、写真の発明について論じる。(北山) |
授業の内容をまとめるとともに,授業内容に関連することについて調査し,自身の考えとしてまとめる。 | |
10 | 10 | [絵画主義の成立と,そこからの脱却] 黎明期写真に対する芸術論と、そこから発生する絵画主義写真について説明する。さらに、絵画主義から脱却していくプロセスについて論じる。(北山) |
同上 | |
11 | 11 | [ノイエ?フォト] 絵画主義から、今日の写真の基礎的な考え方を構築したノイエ?フォトグラフィについて、その動因、光学的な機能の活用、さらにその考えを理論的に明らかにしたモホリ=ナギの主張について論じる。(北山) |
同上 | |
12 | 12 | [政治と写真] 写真の伝達能力が認知され、政治的に写真が活用されることとなる。このことについて、リースとハイン、F.S.A.の試みとその効果について論じる。(北山) |
同上 | |
13 | 13 | [写真ジャーナリズムについて] グラフジャーナリズムの台頭と、それによる影響について、雑誌「LIFE 」を中心に取り上げて論じる。(北山) |
同上 | |
14 | 14 | [決定的瞬間] 20世紀の写真家として、多大な影響を世界の写真家に与え、未だにその影響を放つ写真家アンリ?カルティエ=ブレッソンを取り上げ論じる。(北山) |
同上 | |
15 | 15 | [土門拳と植田正治] 日本を代表する写真家2名を取り上げ、同時代にあって、異なる方向性を貫いたその制作姿勢と影響について論じる。(北山) |
同上 | |
16 | 16 | [カラー表現の幕開けと写真印刷の進化] カラー表現の始まりと、写真を印刷していく技術の変遷とその特徴について論じる。(北山) |
同上 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | デザイン史に関わる固有名詞(重要な作家名,作品名,運動や様式の名称,クライアント名)に通暁する。 | ○ | ||||||
2 | デザイン史に関わる固有数字(制作年,制作年代)に通暁する。 | ○ | ||||||
3 | 枢要な作品を見れば,作家と制作年代が同定ないしは推定できるようになる。 | ○ | ○ | |||||
4 | 作家間,作品間およびジャンル間の影響関係に想像が及ぶようになる。 | ○ | ○ | |||||
5 | 写真とデザインとの関係について理解し、写真を用いての情報伝達についてその可能性と限界を理解する。 | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
レポート及び定期試験 | 受講態度 | |||
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1 | デザイン史に関わる固有名詞(重要な作家名,作品名,運動や様式の名称,クライアント名)に通暁する。 | ○ | ○ | ||||
2 | デザイン史に関わる固有数字(制作年,制作年代)に通暁する。 | ○ | ○ | ||||
3 | 枢要な作品を見れば,作家と制作年代が同定ないしは推定できるようになる。 | ○ | ○ | ||||
4 | 作家間,作品間およびジャンル間の影響関係に想像が及ぶようになる。 | ○ | ○ | ||||
5 | 写真とデザインとの関係について理解し、写真を用いての情報伝達についてその可能性と限界を理解する。 | ○ | ○ | ||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
85 | 15 |