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科目一覧へ戻る | 2020/04/02 現在 |
科目名(和文) /Course |
情報倫理?セキュリティ |
---|---|
科目名(英文) /Course |
|
時間割コード /Registration Code |
22230101 |
学部(研究科) /Faculty |
情報工学部 |
学科(専攻) /Department |
情報システム工学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○菊井 玄一郎 |
オフィスアワー /Office Hour |
菊井 玄一郎(火曜5時限) |
開講年度 /Year of the Course |
2019年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
3年次生 |
単位数 /Credits |
2.0 |
更新日 /Date of renewal |
2019/03/07 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
インターネットは,もともと研究者間の研究上のやりとりを前提に作られたので,認証が甘く,暗号化もほとんどされていなかった.しかし,商用利用が始まり,余暇やビジネスで利用するユーザが増えるにつれて,その脆弱性をついて悪用する人や組織が次々と出てきており,認証や暗号が重要になっている.また,著作権や産業財産権に関わるトラブルや,SNSへの不適切な投稿なども増えている. この講義では,脆弱性?認証?暗号などのセキュリティ,および,ネット利用の倫理面,法律面について学ぶ.目標は次の通り. 1)コンピュータへの不正アクセスの手口,およびその対策を理解する 2)情報セキュリティと関連の深い暗号技術の概要を理解する 3)暗号技術が情報セキュリティとどのように関わっているかを理解する 4)電子メールのプロトコルやそれぞれの脆弱性と対策,迷惑メールに関するルールや対策を理解する 5)ウエブの仕組み,および,それを踏まえたセキュリティ対策を理解する 6)ネット利用に関わる倫理面,法律面における権利保護やリスク対策について理解する |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
必要な知識?能力は特にない. キーワード:プロトコル,暗号,認証,パスワード,著作権,ウイルス |
履修上の注意 /Notes |
|
教科書 /Textbook(s) |
なし.講義資料を配布する. |
参考文献等 /References |
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自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
前回の内容について質問に答えさせることがあるので,復習しておくこと. ウイルス?暗号?脆弱性?著作権などのニュースは,ミニテストやレポート,期末試験に出す可能性があるので, 普段から関心を持ち,調べておくこと. |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
基本情報?応用情報などの内容を一部含む. |
備考 /Notes |
本科目は「実務経験のある教員による授業科目」又は「主として実践的教育から構成される授業科目」である。 その内容等については、次のアドレスの一覧表を参照。 /guide/guide_detail/index/1860.html |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [情報セキュリティとは] セキュリティとはどういう概念であるかを概観し,本講義における中心的なテーマとなる情報セキュリティの位置付けを述べる.さらに情報セキュリティに必要な技術の概要を説明する. |
単元タイトルの資料 | |
2 | 2 | [コンピュータネットワークの基礎] 現代のコンピュータの構成や動作原理,情報ネットワークの基礎知識など,情報セキュリティを理解する上で必要となる事項を概観する. 一部は「計算機工学入門」などの講義で取り上げられているが,さらに深い内容も含まれる. |
単元タイトルの資料 | |
3 | 3-4 | [コンピュータセキュリティ] コンピュータに対する不正アクセスの手口,およびそれに対するセキュリティ技術について説明する. |
単元タイトルの資料 | |
4 | 5 | [暗号技術] 情報セキュリティと関連の深い暗号技術として,共通鍵暗号,公開鍵暗号,電子署名,一方向ハッシュ関数などを取り上げ,概要,性質,効果などについて説明する. |
単元タイトルの資料 | |
5 | 6 | [暗号技術とネットワークセキュリティ] 暗号技術の情報セキュリティへの応用事例として,ネットワークセキュリティ対策として最も重要なTLS(Transport Layer Security)について説明する. |
単元タイトルの資料 | |
6 | 7 | [暗号技術と仮想通貨] 暗号技術の応用事例として近年非常に注目を集めている仮想通貨について,主に技術的側面から説明する. |
単元タイトルの資料 | |
7 | 8 | [無線LANのセキュリティ] 有線接続と比べて,空間を通して届く無線通信には一段と高いセキュリティが必要である.ここでは無線LANにおける暗号化や認証について学ぶ. |
単元タイトルの資料 | |
8 | 9 | [電子メールのセキュリティ] まず電子メールの仕組みを理解する.これを踏まえて次々と勝手に送りつけられる迷惑メールのことについて学ぶ. |
単元タイトルの資料 | |
9 | 10-11 | [ウェブのセキュリティ] webの仕組みについて学んだあと,IDやパスワードも入力していないのに利用者の身元がばれたりするのはなぜか,などについて考える. |
単元タイトルの資料 | |
10 | 12 | [マルウエアとその防御] トロイの木馬?ウィルス?ワーム,ランサムウエアなど,「不正な動作」をするソフトウエアのことをマルウエアと呼ぶ.これらについて学ぶ. |
単元タイトルの資料 | |
11 | 13-14 | [権利の保護と法令順守] インターネットを使う場合についやりがちな著作権法違反や,あちこちで同意を求められる利用規約などについて学ぶ. |
単元タイトルの資料 | |
12 | 15 | [まとめ] 演習を通して講義を振り返る. |
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13 | 16 | [期末試験] 試験を行う |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
||
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1 |
コンピュータへの不正アクセスの手口,およびその対策を理解している |
○ | ○ | ○ | ||||
2 |
情報セキュリティと関連の深い暗号技術を理解している |
○ | ○ | ○ | ||||
3 | 暗号技術が情報セキュリティとどのように関わっているかを理解する | ○ | ○ | ○ | ||||
4 | 電子メールのプロトコルやそれぞれの脆弱性と対策,迷惑メールに関するルールや対策について説明できる | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | ウエブの仕組み,および,それを踏まえたセキュリティ対策を理解している | ○ | ○ | ○ | ||||
6 | 著作権や知的財産権の種類や目的,正答な引用の方法について説明できる | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
発表?発言 | レポート | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
コンピュータへの不正アクセスの手口,およびその対策を理解している |
○ | ○ | ○ | |||
2 |
情報セキュリティと関連の深い暗号技術を理解している |
○ | ○ | ○ | |||
3 | 暗号技術が情報セキュリティとどのように関わっているかを理解する | ○ | ○ | ○ | |||
4 | 電子メールのプロトコルやそれぞれの脆弱性と対策,迷惑メールに関するルールや対策について説明できる | ○ | ○ | ○ | |||
5 | ウエブの仕組み,および,それを踏まえたセキュリティ対策を理解している | ○ | ○ | ○ | |||
6 | 著作権や知的財産権の種類や目的,正答な引用の方法について説明できる | ○ | ○ | ○ | |||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 20 | 20 |