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科目一覧へ戻る | 2019/01/02 現在 |
科目名(和文) /Course |
成人看護科学特別講義Ⅲ |
---|---|
科目名(英文) /Course |
|
時間割コード /Registration Code |
91150201 |
学部(研究科) /Faculty |
保健福祉学研究科 博士後期課程 |
学科(専攻) /Department |
保健福祉科学専攻 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○住吉 和子 |
オフィスアワー /Office Hour |
住吉 和子(月曜日3時限 研究室6407) |
開講年度 /Year of the Course |
2018年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年,3年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2018/03/16 |
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使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
死亡率?罹病率ともに上位を占める慢性疾患は、複雑?高度に発展した時代を生きる人々の生活と環境から生じる副産物ともいえます。慢性疾患は、病む本人とその家族に持続的で多様な苦痛をもたらすことから継続的?総合的な支援が必要となります。さらに、慢性疾患患者の増加が医療費の高騰など社会の全般に影響することから、学際的な取り組みが必要とされています。 本講では、このような健康問題を広く理解した上で、生涯にわたって症状をコントロールし、病いと折り合いをつけながら生活を調整し再構築していくための患者と家族への援助方法を探求することを目的としています。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
ヘルスプロモーション, 疾病管理,病みの軌跡, セルフケア |
履修上の注意 /Notes |
慢性疾患患者の看護に関心があり、解決したい課題を持っていることが望ましい。 |
教科書 /Textbook(s) |
講義の初めに指示します。 |
参考文献等 /References |
国民衛生の動向 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
クロニックイルネス 人と病いの新たなかかわり アイリーン?モロフ?ラブキン,パマラD.ラーセン著,黒江ゆり子監訳,医学書院 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
特になし |
備考 /Notes |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配布資料 /Handouts |
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1 | 1 | [慢性疾患の動向1] 慢性疾患の動向について、日本と世界のデータを比較すし、環境因子を含めて、慢性疾患が増加している背景を整理する |
慢性疾患患者の動向について情報を収集する | |
2 | 2 | [慢性疾患の動向2] 慢性疾患と医療費の関係についてデータを基に理解する |
医療費の動向 | |
3 | 3 | [慢性疾患の動向3] 医療費の増加を最小にとどめるために可能な援助について検討する |
医療費の内訳の情報を調べる | |
4 | 4 | [慢性疾患の治療1] 患者数が最も多い高血圧に関する治療ガイドラインの根拠とエビデンスを理解する |
高血圧治療の根拠となる論文を読む | |
5 | 5 | [慢性疾患の治療2] 血圧を下降させるために有効なケアとその根拠について確認する |
ケアのエビデンスを文献で確認する | |
6 | 6 | [慢性疾患の治療3] 糖尿病の治療と課題を整理する |
糖尿病の薬物治療を調べる | |
7 | 7 | [慢性疾患の治療4] がんの治療と課題を整理する |
がんの標準治療と代替え治療を調べる | |
8 | 8 | [慢性疾患の治療5] 難病の治療と課題を整理する |
パーキンソン病の治療を調べる | |
9 | 9 | [患者と家族への支援1] 患者と家族の思い、生活の状況、体験、目標などを解決アプローチの視点から理解する |
解決志向アプローチの理念を理解する | |
10 | 10 | [患者と家族への支援2] 看護理論を用いて慢性疾患患者と家族を理解する |
事例の理解 | |
11 | 11 | [患者と家族への支援3] 患者と家族への支援方法を具体的に考える |
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12 | 12 | [支援方法の評価1] 食事療法と運動療法の具体策と評価 |
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13 | 13 | [支援方法の評価2] 気持ちのコントロールのための支援方法と評価 |
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14 | 14 | [支援方法の評価2] 家族看護の視点からの援助についての評価 |
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15 | 15 | [まとめ] 慢性疾患を持つ人の健康維持のために看護の役割についてディスカッション |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 日本の医療費の動向と慢性疾患の発症、予防、治療、予後について理解できる | ○ | ○ | ○ | ||||
2 | 慢性の病いを持つ人の『慢性性』を説明できる | ○ | ○ | ○ | ||||
3 | 慢性の病いを持つ人の社会的孤立、スティグマ、無力感について説明できる | ○ | ○ | ○ | ||||
4 | 慢性疾患の治療のエビデンスと国の施策について理解できる | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
5 | 慢性疾患の患者家族への支援の方法について提言できる | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
発表 | 発表 | 発表 | ||
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1 | 日本の医療費の動向と慢性疾患の発症、予防、治療、予後について理解できる | ○ | |||||
2 | 慢性の病いを持つ人の『慢性性』を説明できる | ○ | |||||
3 | 慢性の病いを持つ人の社会的孤立、スティグマ、無力感について説明できる | ○ | |||||
4 | 慢性疾患の治療のエビデンスと国の施策について理解できる | ○ | ○ | ||||
5 | 慢性疾患の患者家族への支援の方法について提言できる | ○ | |||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
40 | 20 | 20 | 20 |