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科目一覧へ戻る | 2019/08/20 現在 |
科目名(和文) /Course |
比較文化 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Comparative Culture |
時間割コード /Registration Code |
00A22001 |
学部(研究科) /Faculty |
共通 |
学科(専攻) /Department |
|
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○林 玉美 |
オフィスアワー /Office Hour |
林 玉美 |
開講年度 /Year of the Course |
2017年度 |
開講期間 /Term |
後期集中 |
対象学生 /Eligible Students |
1年,2年,3年,4年 |
単位数 /Credits |
2 |
更新日 /Date of renewal |
2017/03/27 |
---|---|
使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
現代、世界の動向は、グローバリゼイション、ネットワーク化の進展とともに、相互依存が一層緊密になっている。しかしながら、同時に、その関係性は、文化や文明における優位と劣位という不均衡の拡大により、今後一層の混乱が予想される。この講義では、文化と文化がどのように出会い、関係性を構築してきたかを知ることにより、現代世界の行方を探る。中でも、文化を支える基盤となる宗教が成立する背景とその諸相を理解することにより、独自に形成される民族意識を理解する。さらに、独自の文化体験を内包しつつ、複合的な多文化社会の中で形成された自分の存在を意識する。そのために、異質な文化を有する「他者」を自分と関わりのある存在として意識し、その上で、同一の事象に対する多様な視点を知り、理解、受容しつつ、自己の世界観を広げ、現実社会の諸問題に処する複眼的思考力を鍛える。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
各文化の背景について、基本的な知識を得る。 「他者」の文化の背景にある諸事情を理解する。 異質な価値観を有する人間同士が接触することから生じる動揺の種々相を理解する。 自身の文化および「他者」の文化の種々相を複眼的な視点から捉えることができる。 クリティカル?シンキングの萌芽となる「比較」という学究的な態度を鍛える。 |
履修上の注意 /Notes |
予習として、配付資料を読み、理解しておく。 文化的背景の理解を補助するために、映像資料を用いる。 課題の提出を求められる。 |
教科書 /Textbook(s) |
各講義に即して、資料を配付する。 |
参考文献等 /References |
「文化の否定性」、「異文化理解」、「多文化世界」、「『日本文化論』の変容、戦後日本の文化とアイデンティティー、」青木保 「インドへの道」、E.M.フォースター 「武士道」、新渡戸稲造 「菊と刀」、ルース?ベネディクト |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
配付資料を読んでおき、各テーマについて自分で調べて、理解しておくこと。 講義のテーマに即した課題を提出すること。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
特になし。 |
備考 /Notes |
特になし。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配布資料 /Handouts |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | [比較文化?序論①] 文化とは何か。民族とは何か。比較文化とは何か。文化の多様性と独自性 |
シラバスを読んでおくこと。 | |
2 | 2 | [比較文化?序論②] 比較文化論(文化人類学)のアプローチ ー 進化主義から文化相対主義に至る学問的方法論の変移 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 | |
3 | 3 | [比較文化?序論③] 宗教とは何か。宗教の発展と民族意識の形成 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 | |
4 | 4 | [比較文化?序論④] 「タイタンズを忘れない」に見る人種差別?対立から友情に至る意識の変化 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 対立の克服に至る過程をレポートにする。 |
|
5 | 5 | [日本文化の探究①] 外国人の視点から見る日本文化論の変容 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 |
|
6 | 6 | [日本文化の探究②] 日本人の宗教観 ー 日本人は無宗教か? |
配付資料を読み、予習しておくこと。 | |
7 | 7 | [文化の諸相の探究①] 世界宗教(キリスト教?イスラム教?仏教)と民族宗教(ヒンドゥー教?神道)の定義 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 |
|
8 | 8 | [文化の諸相の探究②] ユダヤ教の成立、発展とユダヤ人の民族アイデンティティーの形成 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 | |
9 | 9 | [文化の諸相の探究②] キリスト教の誕生、発展、変革が西欧諸国の文化形成に及ぼした影響 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 | |
10 | 10 | [文化の諸相の探究③] キリスト教とアメリカ合衆国建国の関係と現代アメリカ文化の諸相 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 | |
11 | 11 | [文化の諸相の探究④] イスラム教の成立とその文化圏の広がり及び、現代に至る欧米諸国との対立の要因 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 ユダヤ教?キリスト教?イスラム教の比較をレポートにすること。 |
|
12 | 12 | [文化の諸相の探究⑤] インドの宗教(バラモン教?ヒンドゥー教?イスラム教)とインド文化の多様性 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 | |
13 | 13 | [文化の諸相の探究⑥] 仏教の成立とその文化圏の広がりとともに変容する教義の解釈 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 |
|
14 | 14 | [異文化受容の探究①] 「モンゼン」に見る「自分探し」と異文化の受容 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 異文化体験で得たことをレポートにすること |
|
15 | 15 | [異文化受容の探究②] 自分とは異質な価値観や文化背景を有する人々との共生の道 |
配付資料を読み、予習しておくこと。 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
多様な文化の諸相について、基本的知識を得る。 |
○ | ○ | ○ | ||||
2 | 文化に関連する諸事について考え、論じることができる。 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 「自分」の文化と「他者」の文化の種々相を複眼的な視点から捉えることができる。 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
4 | 多様な事象に対し、「比較」という学究的態度を通して、クリティカル?シンキングの力を磨く。 | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
提出課題① | 提出課題② | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
多様な文化の諸相について、基本的知識を得る。 |
○ | ○ | ○ | |||
2 | 文化に関連する諸事について考え、論じることができる。 | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 「自分」の文化と「他者」の文化の種々相を複眼的な視点から捉えることができる。 | ○ | ○ | ○ | |||
4 | 多様な事象に対し、「比較」という学究的態度を通して、クリティカル?シンキングの力を磨く。 | ○ | ○ | ○ | |||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 20 | 20 |