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科目一覧へ戻る | 2019/08/20 現在 |
科目名(和文) /Course |
機械設計法Ⅱ |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Machine Design II |
時間割コード /Registration Code |
22143701 |
学部(研究科) /Faculty |
情報工学部 |
学科(専攻) /Department |
情報システム工学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○平澤 博 |
オフィスアワー /Office Hour |
平澤 博 |
開講年度 /Year of the Course |
2017年度 |
開講期間 /Term |
第2クォーター |
対象学生 /Eligible Students |
3年次生(平成27年度以前入学生) |
単位数 /Credits |
2.0 |
更新日 /Date of renewal |
2017/03/30 |
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使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
「機械設計法Ⅰ」に引き続き,他の機械要素(歯車や軸受など)の設計方法を学習し,機械工学的な考え方を習得する.また,自動車のパワートレインなどを例にしたシステム設計の考え方を学び,そのシステムの中で要素がどう設計されるかを習得する. |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
「力学Ⅰ?Ⅱ」,「材料力学Ⅰ?Ⅱ」,「工業材料」,「機構学」,「機械設計法Ⅰ」を履修していることが望ましい. |
履修上の注意 /Notes |
随時,簡単な演習問題を行い,理解を深める.授業には必ず関数電卓持参のこと. |
教科書 /Textbook(s) |
「機械設計工学 1[要素と設計]」,尾田十八 ほか著,培風館 |
参考文献等 /References |
「機械工学便覧」,日本機械学会 「機械実用便覧,改訂第6版」,日本機械学会 ほか |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
身の回りにある実在の機械を日頃から観察し,手で触れ,本講義で理解したことを適用し,納得がいくように理解するように努めること.講義ごとの演習問題は全部解き,疑問点を整理し,調べたり,講師に質問したりする態度が望ましい. |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
|
備考 /Notes |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配布資料 /Handouts |
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1 | 1~5 | [伝導要素(歯車)] 歯車1; 歯車はなぜ必要か.歯車の種類と使用例. 歯車2; なめらかにかみ合う歯車の条件. 歯車3; 歯車の歯形.歯車の強度評価法. 歯車4; 歯車の強度評価法.各種歯車の使い分け. 歯車5; 自動車やメカトロ機器で活用される遊星歯車機構の特徴と原理. |
歯車が身の回りでどのような目的で使われているかを考える. 演習問題を解き設計法を復習する. |
1回目:歯車装置の実例など補足説明. 2回目;歯車の基準,歯切り,かみ合い率説明. 3回目;歯車の切り下げ,転位,歯車の損傷形態,曲げ強さ説明. 4回目;歯車の面圧強さ,かさ歯車,ウオーム歯車説明補足資料. 5回目;遊星歯車説明補足資料. 各回の演習問題,4問. |
2 | 6~7 | [機械システムの慣性モーメント] 1; 慣性モーメントとは.その計算法. 2; 等価慣性モーメントとは. |
身の回りの物で慣性モーメントを体感し理解する. 演習問題を解き,計算法を実感する. |
6回目;慣性モーメント説明資料. 7回目;等価慣性モーメント説明資料. 6,7回目は教科書によらず,配布資料で講義する. 各回の演習問題. |
3 | 8~11 | [案内要素] 軸受1; 軸受の種類.すべり軸受けの原理.潤滑油の粘度. 軸受2; すべり軸受けの安全性と損失の理論. 軸受3; (1)すべり軸受けの実用設計法. (2)転がり軸受の種類と寿命計算. 軸受4; 転がり軸受の寿命(続き).潤滑法.シール. |
演習問題を解き,設計法を理解する. | 8回目;すべり軸受,粘度説明. 9回目;すべり軸受の理論補足説明. 10回目;すべり軸受の損失.転がり軸受の損傷例と使用例. 11回目;転がり軸受寿命,潤滑法,シールの補足説明. 各回の演習問題. |
4 | 12~14 | [制御要素] 1; クラッチ. 2; ブレーキ. 3; 自動車の走行とクラッチ,ブレーキ. |
演習問題を解き,設計法や特性を理解する. | 12回目;クラッチ補足説明. 13回目;ブレーキ補足説明. 14回目;自動車のクラッチ,ブレーキ補足説明. |
5 | 15 | [総括] 要点と総括まとめ.質問の時間. |
講義全体の要点を総復習する. | 総まとめ資料. 総まとめ演習. |
6 | 16 | [期末試験] 筆記試験.90分. |
講義内容の全体について総復習しておくこと. |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 歯車の目的,幾何学的必要条件,強度評価方法を理解し,各種歯車装置の特徴を理解する. | ○ | ○ | ○ | ||||
2 | 慣性モーメントの概念と計算法を理解する. | ○ | ○ | ○ | ||||
3 |
すべり軸受と転がり軸受の特徴,強度評価方法,潤滑油の粘度の意味を理解する. 各種潤滑法,シール法について理解する. |
○ | ○ | ○ | ||||
4 | クラッチ,ブレーキの強度評価方法と伝達動力,ブレーキ容量を理解する. | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | 機械系エンジニアとして,自動車,自転車などの機械システムを理解し,機械設計の基礎を習得する. | ○ | ○ | ○ | ||||
6 | 機械装置で起きる現象に対する工学的な理解方法や解析方法を学ぶことにより,社会生活における工学的に考える力を養う. | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
授業に出席し考え方を養う | 演習問題提出状況と内容 | |||
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1 | 歯車の目的,幾何学的必要条件,強度評価方法を理解し,各種歯車装置の特徴を理解する. | ○ | ○ | ○ | |||
2 | 慣性モーメントの概念と計算法を理解する. | ○ | ○ | ○ | |||
3 |
すべり軸受と転がり軸受の特徴,強度評価方法,潤滑油の粘度の意味を理解する. 各種潤滑法,シール法について理解する. |
○ | ○ | ○ | |||
4 | クラッチ,ブレーキの強度評価方法と伝達動力,ブレーキ容量を理解する. | ○ | ○ | ○ | |||
5 | 機械系エンジニアとして,自動車,自転車などの機械システムを理解し,機械設計の基礎を習得する. | ○ | ○ | ○ | |||
6 | 機械装置で起きる現象に対する工学的な理解方法や解析方法を学ぶことにより,社会生活における工学的に考える力を養う. | ○ | ○ | ○ | |||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 20 | 20 |