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科目一覧へ戻る | 2019/08/20 現在 |
科目名(和文) /Course |
応用数理 |
---|---|
科目名(英文) /Course |
Applied Mathematics |
時間割コード /Registration Code |
21145601 |
学部(研究科) /Faculty |
情報工学部 |
学科(専攻) /Department |
情報通信工学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○小松 弘明 |
オフィスアワー /Office Hour |
小松 弘明(火曜日6時限) |
開講年度 /Year of the Course |
2017年度 |
開講期間 /Term |
第4クォーター |
対象学生 /Eligible Students |
3年(27年度以前入学生) |
単位数 /Credits |
2.0 |
更新日 /Date of renewal |
2017/03/29 |
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使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
数学を記述するために必要な集合と論理について述べた後,解析学に必須であるユークリッド空間の諸性質を詳しく講述する.1年次の「基礎解析学〈解析学Ⅰ〉」で省略した証明も扱う.最後に,ユークリッド空間を抽象化した距離空間に言及する.全体を通じて,数学の厳密性と抽象性を会得し,現実の問題を解決する際に数学的アプローチができるようにしたい. |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
1年次に学んだ数学の基本的な知識と計算能力を有し,「基礎解析学〈解析学Ⅰ〉」で学んだ極限概念を理解している必要がある. キーワード: ユークリッドの距離、ユークリッド空間、開集合、連続関数、位相 |
履修上の注意 /Notes |
|
教科書 /Textbook(s) |
「集合と位相への入門」 鈴木晋一,サイエンス社 |
参考文献等 /References |
「距離空間と位相空間」 高橋渉,横浜図書 |
自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
講義する抽象理論を会得するには,具体的な問題を自ら解くことによって,自分なりの心象を膨らませていかなければなりません.機械的な反復練習や丸暗記で会得できるものではありません. |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
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備考 /Notes |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配布資料 /Handouts |
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1 | 1 | [記号論理] 数学の命題を論理記号を用いて表現できるようにする |
記号論理に関する資料 | |
2 | 2 | [集合] 集合についての復習と,多数の集合を扱うための集合族の考え方を述べる |
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3 | 3 | [写像] 写像をまじえた集合計算ができるようにする |
記号論理と集合に関する宿題 | |
4 | 4 | [2項関係] 同値関係や大小関係のような関係について学ぶ |
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5 | 5 | [実数の構成] デデキントの切断を用いて有理数から実数を作り出す |
実数に関する資料 | |
6 | 6 | [実数の位相] 実数の連続性に関連する理論を述べる |
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7 | 7 | [基数と濃度] 無限にも違いがあることを紹介する |
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8 | 8 | [実数値連続関数] 連続関数の復習である |
実数に関する宿題 | |
9 | 9 | [ユークリッド空間] 2次元平面や3次元空間をより高次元にしたユークリッド空間とそこでの距離を導入する |
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10 | 10 | [ユークリッド空間の開集合と閉集合] 距離を用いて定義される近傍という概念と,近傍から定まる開集合等の基本概念を導入する |
開集合等に関する資料 | |
11 | 11 | [ユークリッド空間上の連続関数] ユークリッド空間からユークリッド空間への連続関数について述べる |
連続関数等についての宿題 | |
12 | 12 | [コンパクト性] 有界閉集合がもつ良い性質について解説する |
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13 | 13 | [連結性] 空間がつながっているかどうかを意味する連結性について述べる |
コンパクト性等に関する宿題 | |
14 | 14 | [距離空間] ユークリッド空間の距離が満たす性質に着目して,抽象的な距離の概念を定義することができる |
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15 | 15 | [距離空間の位相] 抽象的な距離をもった空間でもユークリッド空間と同様の理論が展開できることを示す |
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16 | 16 | [定期試験] 筆記試験を実施する |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 数学を論理記号で表すことができる | ○ | ○ | |||||
2 | 集合と写像を理解する | ○ | ○ | |||||
3 | 収束概念と連続概念を理解する | ○ | ○ | |||||
4 | コンパクト性と連結性を理解する | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
宿題 | ||||
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1 | 数学を論理記号で表すことができる | ○ | ○ | ||||
2 | 集合と写像を理解する | ○ | ○ | ||||
3 | 収束概念と連続概念を理解する | ○ | ○ | ||||
4 | コンパクト性と連結性を理解する | ○ | ○ | ||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
60 | 40 |