授業科目名(和文) [Course] |
司法福祉論(25年度以降入学生) |
授業科目名(英文) [Course] |
Social Welfare Laws |
学部(研究科) [Faculty] |
保健福祉学部 |
学科(専攻) [Department] |
保健福祉学科 |
オムニバス [omnibus] |
藤原正範 f-seihan@suzuka-u.ac.jp |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○藤原 正範 自室番号() |
単位数 [Point(Credit)] |
1単位 |
対象学生 [Eligible students] |
保健福祉学科 3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
本授業では、更生保制度とその背景をなす刑事司法?少年司法制度の概要を学び、その制度を担う組織?団体及び専門職について理解する。また、犯罪者?非行少年の立ち直りを支援する取り組みなど、司法と社会福祉が交わる領域の方法?技術について理解を深める。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.更生保護制度を中心とした刑事司法?少年司法の仕組み、組織?団体及び専門職の役割、連携方法を理解する。 2.犯罪者?非行少年の立ち直りを支援する取り組みの実際を理解する。 3.司法と社会福祉が交わる領域の方法?技術の現状を理解し、展望できるようになる。 |
履修上の注意 [Notes] |
新聞等の刑事司法?少年司法に関わる記事に関心を持ち、読んでおくこと。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.司法福祉と更生保護: 司法福祉の概念、司法福祉の中の更生保護の位置づけを理解する。 2.少年司法と更生保護制度(1): 少年司法の手続き、家庭裁判所と保護処分執行機関の仕事を理解する。 3.少年司法と更生保護制度(2): 少年司法における更生保護制度の役割を理解する。 4.刑事司法と更生保護制度(1): 刑事裁判の仕組みを理解する。 5.刑事司法と更生保護制度(2): 刑務所と仮釈放制度について理解する。 6.更生保護の組織?団体、専門職: 保護観察所と保護司、更生保護施設の仕事を理解する。 7.医療観察制度: 医療観察制度の概要と現状を理解する。 8.司法福祉と更生保護の現状と課題: 司法福祉と更生保護の近年の動向と課題を理解する。 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
授業の目標についての到達度を測るため期末試験を実施し、それによって評価する。 |
教科書 [Textbook] |
参考書: 日本司法福祉学会編『司法福祉』生活書院、2012年、2000円+税 藤原正範『少年事件に取り組む-家裁調査官の現場から-』岩波書店、2006年 山本譲治『累犯障害者-獄の中の不条理』新潮社、206年 佐藤幹夫『裁かれた罪、裁かれなかったこころ』岩波書店、2007年 浜井浩一『2円で刑務所、5億で執行猶予』光文社、2009年 長崎新聞社累犯障害者問題取材班『居場所を探して-累犯障害者たち』長崎新聞社、2013年 シャッド?マルナ(津冨宏他訳)『犯罪からの離脱と人生のやり直し』明石書店、2013年 国家試験「更生保護制度」用参考書: 清水義悳?若穂井透編『更生保護』ミネルヴァ書房、2009年 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
教材に示した参考書をできる限り読むこと。 |
開講年度 [Year of the course] |
27 |
資格等に関する事項 | 社会福祉士国家試験受験資格を得るための必須科目である。 |