授業科目名(和文) [Course] |
ソーシャルワークⅠ |
授業科目名(英文) [Course] |
Social Work Ⅰ |
学部(研究科) [Faculty] |
保健福祉学部 |
学科(専攻) [Department] |
保健福祉学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○竹本 与志人 自室番号(6609)、電子メール(ytakemoto**fhw.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
保健福祉学科 2年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
本講義では、相談援助に係る知識と基本的な面接技術、価値について理解することを目的とする。 相談援助に係る理論を踏まえた実践が展開できるよう、事例を用いた実践的な講義を行う。 2年次後期に開講される「ソーシャルワーク演習Ⅰ」により、相談援助の展開のイメージ化?具体化を図る。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.社会福祉士が行う相談援助の知識?技術?価値について、講義を通して理解する。 2.自己覚知の重要性と相談者との援助関係の形成法について理解する。 3.権利擁護?自立支援等に着目した相談援助における社会資源の活用?調整?開発の重要性について理解する。 |
履修上の注意 [Notes] |
同時期に開講される「ソーシャルワーク論」を履修することが望ましい。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. オリエンテーション 2. 相談援助のための面接技術(1):社会福祉士が行う面接と技術習得の意味 3.相談援助のための面接技術(2):相談援助技術の概要 4.相談援助のための面接技術(3):面接技術の基礎となる理論(ケース?ワークの理論) 5.相談援助のための面接技術(4):その他の援助技術(グループ?ワークとコミュニティ?ソーシャルワーク) 6.相談援助のための面接技術(5):社会福祉士の面接の特徴、援助過程における面接の展開(プロセスと契約) 7.相談援助のための援助関係(1):ラポール形成のための面接技術の原則 8.相談援助における援助関係(2):傾聴の技術(視線?姿勢?促し?繰り返し?ほか) 9.相談援助における援助関係(3):基礎的なコミュニケーションの技法、面接の設定(面接場面設定?マナー?記録?電話相談など)、面接技術の構造(自己覚知と他者へのアプローチ、感情転移と逆転移など) 10.相談援助の過程(1):受理面接(インテーク)、事前評価(アセスメント) 11.相談援助の過程(2):支援の計画(プランニング)、支援の実施、経過観察(モニタリング)と評価、支援終結後の効果測定、アフターケア 12.社会福祉士の相談援助の実際、相談援助における情報通信(IT)の活用、相談援助と個人情報の保護の意義と留意点 13.アウトリーチ、相談援助における社会資源の活用?調整?開発、ネットワーキング(相談援助における多職種?他機関との連携を含む)、マッピング(ジェノグラムとエコマップ) 14.交渉の技術、事例検討と事例分析 15.スーパービジョンとコンサルテーション、まとめ ※別途試験を実施する。 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
学習態度(15%)、レポート課題点(10%)、期末試験点(75%)で総合評価を行う。 なお、出席率が2/3以上を期末試験の受験資格とする。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:「相談援助の理論と方法Ⅰ?Ⅱ」、中央法規出版 参考書:適宜紹介する。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
社会福祉士国家試験科目「相談援助の理論と方法」の過去問を解いてみること。 社会福祉士の動向に関心を持ち、社会福祉士の業務を理解しようと努力すること(日頃より新聞?ニュース?月刊福祉等を読むこと)。 |
開講年度 [Year of the course] |
27 |
資格等に関する事項 | 社会福祉士国家試験受験科目を得るための必須科目である。また、3年次の実習要件のひとつとなっている(履修案内を参照)。 |