授業科目名(和文) [Course] |
言語文化とデザイン |
授業科目名(英文) [Course] |
Language,Culture ,and Design |
学部(研究科) [Faculty] |
全学教育 |
学科(専攻) [Department] |
学部教育への準備 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○佐野 真一郎 自室番号(3505)、電子メール(s-sano**dgn.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
2 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
人間のことばの使い方と文化?社会は密接な関係にある。例えば,話し相手が誰であるかによって人の言葉遣いは変わる,また出身地や国籍によってもそれは異なる。つまり,日常のコミュニケーションの中で,我々は意図を相手に伝える,あるいは目的を達成するために無意識的に言葉遣いをデザインしているのである。 本コースではこのような文化?社会と言語?コミュニケーションデザインの関係について具体例の概観を通して学ぶ。これらの問題を扱うのは「社会言語学」,「語用論」と呼ばれる分野であるが,これらの分野の中心的トピックに幅広く触れる予定である。本コースを通して,社会生活における言葉の役割,それを積極的にデザインする方法の習得を狙いとする。学生の積極的な参加を期待する。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1) 文化?社会と言語の研究の意義,及び文化?社会と言語の関係にはどのような一般的傾向があるのかを理解する。 2) 1の知識に基づいて身近な言語現象を客観的に考えることができるようになる。 3) 日常生活の各場面,言語を用いたデザインにおいて1,2の知識を応用できるようになる。 |
履修上の注意 [Notes] |
英語を中心とした外国語の例を多く見る。ハンドアウトにも一部英語の記述を含めるため,ある程度英語の語句が理解できるようにしておいて欲しい。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.イントロダクション 2.社会言語学の基礎 3.地域的?社会的方言 4.ジェンダー,年齢 5.民族性とソーシャルネットワーク 6.スタイル,コンテクスト,レジスター 7.発話の機能,ポライトネス,異文化間コミュニケーション 8.ジェンダー,ポライトネス,ステレオタイプ 9.言語,認知,文化 10. 談話分析 11. 言語意識(イメージ) 12. 多言語コミュニティにおける言語の選択 13. 言語のバラエティと多言語国家 14. まとめ 15. まとめ |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
出席[20%],授業参加 [20%],試験の成績(レポート)[60%] |
教科書 [Textbook] |
参考書 ?東照二 2009.『社会言語学入門― 生きた言葉のおもしろさにせまる』(改訂新版)研究社 ?Holmes, Janet. 2008. An Introduction to Sociolinguistics (3rd Edition). London: Pearson Longman. その他の文献は授業で紹介する |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
毎回授業に出席し,自分の興味?経験と照らし合わせて「積極的に考える」ことで,本コースで学んだ知識が有効利用できる。自身の力で更に発展させて欲しい。 |
開講年度 [Year of the course] |
26 |