授業科目名(和文) [Course] |
生化学実験Ⅰ |
授業科目名(英文) [Course] |
Biochemistry Experiment Ⅰ |
学部(研究科) [Faculty] |
保健福祉学部 |
学科(専攻) [Department] |
栄養学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○山本 登志子 自室番号(6209)、電子メール(toshiko**fhw.oka-pu.ac.jp) 吉村 征浩 自室番号(6116)、電子メール(yyoshimura**fhw.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
1単位 |
対象学生 [Eligible students] |
栄養学科 2年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
動物の内臓緒臓器には比較的大量のATPが存在し、その合成?分解が繰り返されている。このATPサイクルは血流が遮断されたり、細胞が死ぬと合成が停止し、分解だけが進行する。分解産物である各種ヌクレオチド及びプリン化合物をHPLCにより分離?定量し、死後時間に伴う変動を追跡する。アルデヒド脱水素酵素の一塩基多型の遺伝子診断によって、遺伝子型と表現型による個人差について考えるとともに、遺伝子の取り扱いとPCR法を用いた実験手技を学ぶ。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1. ラットの筋肉中のプリン化合物の死後変化をHPLCにより分離?定量する:HPLCとは何か、その理論と操作方法を習得する。 2. 遺伝子診断法の一つとして、体質的にアルコールに強いか弱いかの判定を行い、遺伝子の取り扱いを習得する。 |
履修上の注意 [Notes] |
代謝生化学の講義でヌクレオチドの代謝過程を理解していることが必要、また遺伝子?遺伝子増幅に関する基礎知識が必要となる。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1~2. 示説:実験内容?スケジュール?実験上の注意 3~4. HPLCの組み立て 5~6. カラムの連結と平衡化 7~10. 各ヌクレオチド及びプリン化合物の分離と保持時間の確認 11~12. カラム充填剤の理論段数と分離能の評価 13~18. ラット筋肉凍結乾燥品からの抽出及びHPLCによる定量 19~20. ゲノムDNAの調整 21~23. PCR法とアルコールパッチテストによる遺伝子診断 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
実験レポートと授業内容や技術の理解?習得により総合的に評価する。 レポートは関連事項の理解および考察が十分に行われているかを中心に評価する。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:使用しない。当方で用意した実習プリントを配布する。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
ヌクレオチドの代謝、一塩基多型、PCR法などについて、生化学や分子生物学の授業を必ず復習しておくこと。実験項目に関連する内容について、図書館やインターネットなどを利用して自主的に十分に勉強し理解を進めること。 |
開講年度 [Year of the course] |
26 |