授業科目名(和文) [Course] |
博物館実習 |
授業科目名(英文) [Course] |
Practice in Museum |
学部(研究科) [Faculty] |
デザイン学部 |
学科(専攻) [Department] |
造形デザイン学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○守安 收 自室番号() |
単位数 [Point(Credit)] |
3単位 |
対象学生 [Eligible students] |
造形デザイン学科生4年次生 (平成22年度以前入学生) |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
博物館の専門職員である学芸員の資格を取得する上で必修の科目であり、最も重要かつ必要な事柄を実際に体験しながら学ぶ。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.博物館関係諸科目をふまえて文化財の意義や価値を認識し、文化財の素材や構造を知った上で作品の取り扱い方を実際に学び習熟する。 2.博物館における資料の収集、保管、展示、調査研究、教育普及活動、ワークショップ、ボランティア等々、これらと関連する事業についての知識?技能を習得する。 |
履修上の注意 [Notes] |
1.デザイン学部4年次生で博物館学芸員資格取得を目指す学生に限る。あわせて前年度までに「博物館概論」「博物館資料論」「博物館経営論」「博物館情報論」を履修し単位を取得していること。 2.原則として20人を受け入れ最大数とし、希望者が20人を超える場合は、志望理由に関するレポートと博物館関連科目の成績との総合評価により、履修者を決定する。 3.実際に作品に触れる機会が多いため、慎重な態度、丁寧な振る舞いを要求する。 4.資格取得のために必要な実習時間は135時間であり、特別な事情以外での欠席や遅刻は認めない。正当な理由で、しかも事前に連絡があった時にのみ補講を実施する。また、夏休み期間中に5日間程度、博物館施設での実務実習がある。 5.夏休み館園実務実習を除き、開講日は原則、土?日?祝日とする。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1~2 博物館が目指すものとその機能 3~8 文化財-美術工芸品の取り扱い 9~10 美術工芸品の取り扱い実習Ⅰ 11~12 美術工芸品の取り扱い実習Ⅱ 13 博物館施設及び展示見学Ⅰ(岡山県立美術館等岡山カルチャーゾーン) 14 博物館施設及び展示見学Ⅱ(岡山県立博物館等岡山カルチャーゾーン) 15 博物館施設及び展示見学Ⅲ(大原美術館等倉敷方面) 16~17 博物館での教育普及 18~19 博物館の業務全般 20~21 展覧会業務 22~26 夏休み館園実務実習(各館) 27 鬼の城巡検 28 総社の歴史とワークショップ 29~30博物館施設及び展示見学Ⅳ(京都市美術館、奈良国立博物館等、京都?奈良方面) |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
実習態度と習熟度、大学指定の実習ノートのまとめ方を主たるものとし、館園実習館での評価を加味して総合的に判定する。 |
教科書 [Textbook] |
教科書は使用しない。大学が配布する指定の実習ノートを用いる。 必要資料は、その都度配布する。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
1.日頃から博物館を訪れること。展示や施設に注目するのは当然であるが、博物館が提供するホームページ、チラシ、パンフレットといった広報ツール等にも注意して、その問題点などをチェックしておくこと。 2.実習ノートを常に整理してまとめておくこと。あわせて資料類が散逸しないよう工夫すること。 |
開講年度 [Year of the course] |
25 |
備考 | 実習に要する費用(観覧料、交通費等)は各自が負担すること。なお、デザイン学部生を対象とした実習であることから、美術工芸資料に関する実務に重きをおいて進めていく。それは今後、自他を問わず作品の取り扱いや展示の手法に関して参考となるはずである。 |
資格等に関する事項 | 博物館学芸員資格を取得するには、「博物館実習」は不可欠な科目であり、大学卒業後にこの科目の単位を取得するにあたっては多大な時間と経費を要する。 |