授業科目名(和文) [Course] |
電磁波工学 |
授業科目名(英文) [Course] |
Electromagnetic-Wave Engineering |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
情報通信工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○大久保 賢祐 自室番号(2410)、電子メール(okubo**c.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
インターネット通信に関して 無線LAN,ブロードバンド という言葉が馴染みになったが,電磁波の中でも周波数の非常に高いマイクロ波通信が情報のブロードバンド伝送を可能にしている。電磁波は無線LANや携帯電話等の情報通信のみならず放送?レーダ?計測など広範囲に応用されている。本講議では伝送線路や空間を瞬時に伝搬し情報を伝送することができる電磁波について講述する。はじめに交流現象の複素表現および分布定数回路の理論について説明する。つづいて空間を伝搬する平面波および具体的な伝送線路を伝搬する電磁波についてマクスウェル方程式と分布定数回路との関連を交えながら述べる。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.交流現象の複素表現および分布定数回路の基礎を理解する 2.マクスウェル方程式から自由空間中の平面電磁波の式を導出し、そのふるまいを理解する 3.異なる媒質の境界における電磁波の性質を理解する 4.基本的な伝送線路を伝搬する電磁波の式を導出し、そのふるまいを理解する |
履修上の注意 [Notes] |
履修の要件:微分方程式、ベクトル解析、物理学、電磁気学、電気回路等の知識が必要である。 その他 :2単位の講義なので1回の授業(2時間)につき4時間の予習?復習が必要である. |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.ガイダンスおよび,電磁波とその応用分野 2.分布定数線路 分布定数線路の等価回路 3.分布定数線路 分布定数線路上の波動の伝搬特性 4.分布定数線路 反射係数,定在波 5.分布定数線路 線路のインピーダンス 6.分布定数線路 1/4 波長線路, 半波長線路,終端短絡,終端解放 7.電磁界の基礎 マクスウェル方程式 8.電磁界の基礎 境界条件 9.電磁界の基礎 平面波の伝搬 10.電磁界の基礎 偏波 11.電磁界の基礎 反射と透過 12.電磁界の基礎 表皮効果,電力 13.電磁波の伝送 2導体線路 14.電磁波の伝送 導波管,誘電体線路 15.まとめ |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
授業での到達目標が達成され、電磁波に関する問題の理論的解析と工学的考察を行うための基礎能力があるかどうかを評価する。第16回目に実施する期末試験及び学習態度により総合的に評価する。評点の配分は、期末試験80%、学習態度(出席率は学習態度に反映する)20%である。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:「マイクロ波工学の基礎」平田 仁、日本理工出版会、ISBN 978-4-89019-234-2 参考書:「マイクロ波?ミリ波工学」内藤喜之、コロナ社 「マイクロ波工学」中島将光、森北出版 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
予習によって講義内容の概要を把握し,疑問点を明らかにしておく.講義中強調した事項,演習問題等を復習する.不明な点は遠慮無く質問してください. |
開講年度 [Year of the course] |
25 |
備考 | 2単位の講義なので60時間の予習?復習を行うことが前提となっていることを忘れないこと. |