授業科目名(和文) [Course] |
情報伝送工学 (通信伝送工学) |
授業科目名(英文) [Course] |
Information Transmission Engineering (Communication Transmission Engineering) |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
情報通信工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○若林 秀昭 自室番号(2508)、電子メール(waka**c.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
空間において,情報を伝送または受信するために,周波数や目的に応じて様々なアンテナが利用されている.アンテナから放射された電波は遠方では平面波として扱うことができるため,まず,マクスウェルの方程式と平面電磁波について述べる.次に,送信機とアンテナ,またはアンテナと受信機を結ぶ伝送線路である給電線について説明し,各種アンテナの特性や性能を表す諸定数について説明する. |
到達目標 [Learning Goal] |
1. 空間を伝搬する平面電磁波の性質を理解する. 2. 送受信機とアンテナ間の給電方法について知る. 2. 任意の線状アンテナは微小ダイポールアンテナの集合とみなせることを理解する. 3. 電波の放射について理解し,様々なアンテナの特性や性能を表す諸定数を習得する. 4. 実際のアンテナについて,動作の仕組みを知る. |
履修上の注意 [Notes] |
「電気回路」と「電磁気学」の基礎を理解していることが望ましい.スケジュールに従って講義を行う予定であるが,必ずしも該当する回に対応していない. |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. 内容概説,電波と電磁波 2. 伝送線路と分布定数回路 3. 無損失線路の電圧,電流,インピーダンス 4. マクスウェルの方程式 5. 平面電磁波 6. アンテナの給電線(平行2線式,同軸,マイクロストリップ) 7. アンテナの整合回路,平行線路と不平衡線路の接続 8. 微小ダイポールアンテナの放射特性 9. 半波長アンテナ,接地アンテナの放射特性 10. アンテナの実効長,絶対利得と相対利得 11. 受信アンテナの受信電力と実効面積 12. フリスの伝達公式,アンテナの配列 13. 実際のアンテナ(1) 14. 実際のアンテナ(2) 15. 総復習と演習問題 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
平常点(レポートを含む)と試験成績により総合的に評価する. |
教科書 [Textbook] |
教科書:「電気?電子系教科書シリーズ24 電波工学」,松田豊稔?宮田克正,南部幸久 共著,コロナ社 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
身のまわりにある通信機器について,どのようなアンテナが用いられているか,及びそのアンテナの特性を自主的に調べてみると良い.講義の重要な箇所やレポート(または,小テスト)の問題について,数式の誘導を実際に自分で確かめる等して,講義を復習する必要があります. |
開講年度 [Year of the course] |
25 |
備考 | 講義内容の一部が,電波を利用する必置資格「第1級?第2級陸上無線技術士(総務省)」の試験科目「無線工学B」の範囲に一部重複します. ( )内の授業科目名は平成20年度以前入学生対象です. |