授業科目名(和文) [Course] |
景観原論 |
授業科目名(英文) [Course] |
Principles of Landscape |
学部(研究科) [Faculty] |
全学教育 |
学科(専攻) [Department] |
人間と文化の理解 |
単位数 [Point(Credit)] |
2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
全学科 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
景観とは眺めのことである。街のように人間が自然に働きかけて創出してきた目に見えるものと経済のシステムや人の心など目に見えない景観もある。本講では 2011年の東北大震災の復興へむけて日本の新しいグランドデザインを芸術デザインの視点から考察する。 震災後 故郷をなくしてしまった被災地の人々は、 人と人との絆 心の景観を大切にするようになり 日本人全体に影響を与えている。目に見える景観 、目に見えない心の景観も大事なことは哲学の存在であろう。「 街はそこに住む人の心の鏡である。」とジョルジュ?アンリ?リビエール=フランスの博物館学の父は言っています。尾崎豊の墓標には「生きることそれは日々を告白することであろう」と記されています。君の目に映る未来の景観はどんなものになるのだろう。それは君が創出してゆくものでもあろう。今年は こんなことも 皆で考えたい。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.東日本大震災の現状と復興の課題を認識する。 2.各自が復興計画の中で日本のグランドデザインの提案を考えてみる。 3.私たちの住む街づくりの在り方を考えてみる。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1.景観とは何か? 2.近代以降日本の彫刻の屋外設置の歴史的変遷 3.彫刻=芸術の社会性とはなにか? 4.なぜ公共の空間に彫刻を設置したか? 芸術と人間の間にある第3の空間BETWEEN=協働作用の可能性 5.東日本大震災復興の状況 ー失われた故郷の復活は心の景観の共有から?絆の大切さー 6.復活へ向けてグランドデザインの在り方ーエコミューゼの理論ー 7.1996年津山市? エコミューゼ国際シンポジウムが提案したもの 8.吉備高原都市?尾崎豊エコミューゼ=尾崎豊心のソフトミュージアム構想の実験1997年~2002年 9.尾崎豊の作品にみられる心の地図?「ロックンロールは人と人との絆の意味を模索する一つの表現方法である。尾崎豊」 10.尾崎豊の作品にみられる日本人のアイデンティティーと仏教の宗教観 11.LEDなど先端科学技術が変える街の風景 ー東京2012年度クリスマスイルミネーションー 12. 次世代型太陽光電池(有機薄膜太陽電池?球状シリコン太陽電池が生み出す近未来の景観) 13. 東京モーターショウにみられる車の近未来 14. 「アニメNARUTOとエコの街づくり 」 岡山県奈義で進むアニメというサブカルチャーを使った街づくりの創出 15. 岡山県北エネルギーソフトミュージアム構想から 日本のグランドデザインへ |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
レポート提出 「日本のグランドデザインを考える」 ほか 随時見学感想文など 評価 レポート ? 授業態度 |
教科書 [Textbook] |
なし |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
東北震災関係の本 |
開講年度 [Year of the course] |
25 |