授業科目名(和文) [Course] |
社会病理学 |
授業科目名(英文) [Course] |
Social Pathology |
学部(研究科) [Faculty] |
保健福祉学部 |
学科(専攻) [Department] |
保健福祉学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○近藤 理恵 自室番号(6610)、電子メール(kondo**fhw.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
保健福祉学科2年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
社会病理学とは、様々な社会問題を社会学的に分析する学問である。講義の前半では、社会問題の分析視角を習得するために、既存の社会病理学理論について概説する。講義の後半では、社会問題の特徴が典型的に現れる犯罪を例にとりながら、現代日本の社会問題の特徴と原因について講義する。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.社会病理学的なものの見方を習得する。 2.社会問題を理解するための諸理論を習得する。 3.現代日本の社会問題の特徴とその要因について学ぶ。 |
履修上の注意 [Notes] |
ソーシャルワーカーになるためには、本講義における社会問題に関する知識を、他の科目で習得する社会福祉の知識に結びつけて習得する必要がある。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
Ⅰ 社会病理学理論 1. 社会病理学とは:顕在的社会問題と潜在的社会問題、逸脱行動の4類型 2. アノミー論:成長する社会の欲望、社会構造とアノミー 3. ラベリング理論:レッテル貼りの構図 4. E?ゴフマンの相互行為論:スティグマと回避戦略 5. 構築主義:社会問題はつくられる? Ⅱ 現代日本の社会問題 6. 統計に見る日本の少年犯罪と犯罪 7. 現代の社会的排除 8. 社会的排除と少年犯罪 9. 存在論的不安のリスクと少年犯罪 10. 家族病理(1):ドメスティック?バイオレンス 11.家族病理(2):子ども虐待 12.家族病理(3):高齢者虐待 13.教室の病理:いじめの構図 14.メディアと社会病理:ネット自殺、ネットいじめ 15.管理社会、監視社会の病理 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
レポート(50%)と授業への参加度(50%)によって評価する。授業への参加度とは、授業内でのディスカッションへの参加度を意味する。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:「非行と社会病理学理論」高原正興著、三学出版、2011年 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
授業中に紹介した文献を読み、幅広い知識を身につけること。 |
開講年度 [Year of the course] |
25 |