授業科目名(和文) [Course] |
スポーツ計算科学演習 |
授業科目名(英文) [Course] |
Sports and Computer Exercise |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
スポーツシステム工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○大山 剛史 自室番号(2907)、電子メール(ooyama**ss.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
1単位 |
対象学生 [Eligible students] |
2年次生(平成22年度入学生以降) |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
我々が普段なにげなく行っている多くの動作は脳のはたらきによるたまものであり,その玄妙な様はヒトをロボットで代替することの困難さからも直ちに思惟できる.本講義は,脳がどのようにして運動を生成しているかについて知るためのアプローチの手法の一つである計算論的手法による運動解析について,実験?演習を通じて学習するとともに,計算機を用いたデータ解析の基本的な方法や考え方を習得することを目的とする. |
到達目標 [Learning Goal] |
1. 運動解析における計算論的手法の概念を理解する. 2. 計測したデータに対して計算機プログラムを用いて効率的に処理する手法を習得する. 3. 計算機を用いた数値解析の基礎的な手法を習得する. |
履修上の注意 [Notes] |
運動工学実験の発展を想定しているため,同科目を履修していることが望ましい.また,データ解析のためにプログラミングの知識?技術も必要とする. |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. 講義概要,自主学習等のガイダンス 2. 導入 3. 運動制御の計算理論 4. 順モデル?逆モデル?キネマティクス?ダイナミクス 5. フィードフォワード制御?フィードバック制御 6. 運動を再現する計算モデル(1)…終端位置制御仮説 7. 運動を再現する計算モデル(2)…ジャーク最小モデル 8. 運動を再現する計算モデル(3)…トルク変化最小モデル 9. 運動を再現する計算モデル(4)…終端誤差分散最小モデル 10. 内部モデルの学習と制御(1)…多層パーセプトロン 11. 内部モデルの学習と制御(2)…直接逆モデリング 12. 内部モデルの学習と制御(3)…順逆モデリング 13. 内部モデルの学習と制御(4)…フィードバック誤差学習 14. 数値解析演習(1)…数値微分?数値積分 15. 数値解析演習(2)…ジャーク最小モデルによる運動の近似 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
状況に応じて数回のレポート?課題の提出を求める.レポート?課題80%+授業態度20%=100%.期末試験を行う場合は16週目に課題の一部として実施する. |
教科書 [Textbook] |
教科書:指定しない.必要に応じて適宜資料を配布する. 参考書:「脳の計算理論」,川人光男,産業図書,「スポーツデータ」,太田憲,共立出版,「脳の計算機構」,銅谷賢治,朝倉書店,「運動学習とパフォーマンス」,R.A.シュミット,大修館書店,「バイオメカニクス」,D.A.Winter,ラウンドフラット,「ビジョン」,デビッド?マー,産業図書,「ロボティクス」,J.J.クレイグ,共立出版 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
参考書は可能な限りCMD体育_cmd体育平台@図書館が所蔵するものを挙げたので,余暇を利用して気軽に目を通しておくとよい. |
開講年度 [Year of the course] |
24 |
備考 | データ解析等にはプログラミング言語であるC言語を用いる.授業の進捗状況によっては,授業スケジュールに挙げた内容を前後ないし簡略することもある. |