授業科目名(和文) [Course] |
論理設計 |
授業科目名(英文) [Course] |
Logic Design |
学部(研究科) [Faculty] |
情報工学部 |
学科(専攻) [Department] |
情報システム工学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○佐藤 洋一郎 自室番号(2406)、電子メール(sato**ss.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
2単位 |
対象学生 [Eligible students] |
3年次生 |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
集積回路ICは、コンピュータ、ゲーム機、家電、自動車等のあらゆる分野に広く利用されているが、それに関連した技術は急速に進歩しており、その大規模化、複雑化は留まるところを知らない上に、開発サイクルは年々短くなっている。そこで、大規模かつ複雑なICを短期間に設計するために、コンピュータによる自動化が進められており、ハードウェア記述言語HDLと論理合成ツールを用いた設計手法が実用化された。本講義では,現在最も普及しているHDLであるVHDLを用いたIC設計について,その基礎知識から応用技術までを講述する。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1. VHDLの記述、基本構文に関する基礎技術を理解する。 2. VHDLのシミュレーション、論理合成に関する基礎技術を理解する。 3. 組合せ論理回路の設計手順を理解する。 4. 順序回路の設計手順を理解する。 |
履修上の注意 [Notes] |
「計算機工学入門〈計算機工学〉」、「データ構造とアルゴリズム〈アルゴリズムとデータ構造〉」、「論理回路」、「電子情報回路」、「計算機アーキテクチャ〈計算機アーキテクチャB〉」を履修し、コンピュータの概念的な構造、論理回路の構造等を理解しておくことが望ましい。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. 授業の概要の説明 2. HDLの基本要素 3. VHDLの基本構文A :識別子、データタイプ 4. VHDLの基本構文B :オブジェクト、演算子 5. VHDLの基本構文C :順次処理文、属性 6. VHDLの基本構文D :階層構造、サブプログラム 7. 組合せ論理回路の設計A :基本論理ゲート 8. 組合せ論理回路の設計B :階層設計 9. 組合せ論理回路の設計C :デコーダ、エンコーダ 10. 組合せ論理回路の設計D :マルチプレクサ 11. 組合せ論理回路の設計E :加算器、ALU 12. 順序回路の設計A :カウンタ 13. 順序回路の設計B :レジスタ 14. 順序回路の設計C :状態マシンの設計 15. 順序回路の設計D :設計結果の検証 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
講義中にレポート課題を提示しその講義中あるいは次回の講義の冒頭で提出させ、期末試験を第16回目に実施する。上記目標の達成度を評価する際の配分は、試験結果70%、レポート評価30%とする。なお、出席率が2/3以上を、期末試験の受験資格とする。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:「HDLによるVLSI設計」(深山正幸、北川章夫、秋田純一、鈴木正國、共立出版) 参考書:「VHDLの基礎」(Z?ナバビ著、佐藤一幸訳、日経BP出版センター) |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
4~5回程度、回路設計支援ツールISEを用いて、実際にVHDLで回路を記述し、シミュレーションを行う。これらの課題は、必ず次回の授業までに完成させておくこと。 |
開講年度 [Year of the course] |
24 |
備考 | 特になし |