授業科目名(和文) [Course] |
セラミックデザイン実習Ⅲ |
授業科目名(英文) [Course] |
Ceramic Design Practice Ⅲ |
学部(研究科) [Faculty] |
デザイン学部 |
学科(専攻) [Department] |
造形デザイン学科 |
担当教員(○:代表教員) [Principle Instructor(○) and Instructors] |
○久保田 厚子 自室番号(3206)、電子メール(kubota**dgn.oka-pu.ac.jp) ※利用の際は,** を @に置き換えてください |
単位数 [Point(Credit)] |
3単位 |
対象学生 [Eligible students] |
造形デザイン学科セラミックデザインコース3年次生(平成24年度以前入学生) |
授業概略と目標 [Course description and Objects] |
磁器と陶器は土の造形、乾燥、焼成を経て成立する。しかし磁器と陶器は根本的に異質である。磁器の制作は難しく、物理的、科学的特性の専門的学習が必要である。 実習では磁器の香炉を制作する。火屋を持つ香炉は立体として自由自在の造形表現が可能なアイテムである。私達の日常に現代セラミックデザインとしての香炉は、文化的生活の再提案となる。 |
到達目標 [Learning Goal] |
1.文明によって衰退を余儀なくされている文化的世界を、美的な磁器の制作から再発見する事。 2.セラミックデザイナーとして必要な制作プロセスを習得する事。 3.以下①から③についての基礎を習得する。 ①陶磁器作品制作のろくろ、②大量生産陶磁器のプロトタイプデザインのろくろ、③立体造形表現手段としてのろくろ |
履修上の注意 [Notes] |
磁器粘土は制作過程の扱いが難しい。着手した作品の管理を実習時間に限らず毎日怠らないことが大切である。 |
授業計画とスケジュール [Course schedule] |
1. 課題オリエンテーション。 2. 磁器絵具テスト用手板をセラローラーで制作。 3. 下絵具染め付けのテストピース制作。 4. 和絵具上絵テストピース制作 5. 洋絵具上絵テストピース制作 6. 香炉デザインの検討 7. 香炉ろくろ成形 8. 〃 9. 香炉削り仕上げ 10. 火屋透かし彫り 11.素焼き 12.下絵付け 13. 焼成実習(還元焔焼成)。 14. 上絵付け、上絵焼成 15. 提出と講評 |
成績評価方法と基準 [Grading policy (Evaluation)] |
制作態度と焼成作品を総合して評価する。 |
教科書 [Textbook] |
教科書:使用しない。 参考書:随時配布する。 |
自主学習ガイド及び キーワード [Self learning] |
様々なジャンルのアートや身の回りに溢れる自然から、常に発想を得るように努めること。 |
開講年度 [Year of the course] |
24 |
備考 | 完成作品はデザイン学部棟展示ホールで展示を行う(例年1月)。公募展への出品を視野にいれて制作すると良い。 |